■富士通 畑恵里子 「2冠獲得には、若手が成長しなければ!」
昨シーズンは初優勝できて最高のシーズンでした。自分としては、初めてスタートになった年で「やれた」という手応えはありました。自分がスタートに入ったことによって、リョウ(矢野良子)さんがインサイドをやったり、私がアウトサイドに出たり、色々なバリエーションができたと思います。
サブキャプテンを務めるのは富士通に入って初めて。今はレイ(三谷藍)さんが日本代表の活動中なので、自分がリーダーとして声を出すことからやらなければ、と思っています。今チームに残っているのは若手中心。今シーズン2冠目指すうえで若手の成長はとても重要になるので、とにかく、日本代表がいない間に自分を含めた若手の強化に励みます。
今回、私は日本代表に選ばれることはありませんでしたが、いい経験をさせてもらいました。途中で捻挫をしたことは残念でしたが、最終的に選ばれた選手と自分を比べると、自分の力不足を感じました。また、内海さん(日本代表ヘッドコーチ)のバスケットボールにも対応できませんでした。悔しい経験をしたからこそ、今シーズンはもっと成長しようと決心した自分がいます。今年は今までより、やってやろうという気になっています。
■JOMO 林五十美 「今シーズンは絶対に優勝しかありません!」
自分の中ではJOMOのキャプテンになったということはすごく恐縮してしまうのですが、なるべくプレッシャーを感じずに、今までどおり「自分のやるべき役目をもらった」と考えて、自分らしくやりたいと思います。
今シーズンは中心選手がオリンピック予選で長い間不在になってしまうので、残っているメンバーが頑張らなくてはなりません。日本代表がいない間にもできることがたくさんあるし、帰ってくるまでに力をつけないといけません。そして、日本代表が帰ってきてからはチームが一丸となって、コミュニケーションを取ることを心がけたいと思います。
昨シーズン、ファイナルで富士通に敗れたことは心の底から悔しかったので、今年は練習から楽をしないで苦しめていきたいと思います。今シーズンは絶対に優勝しかありません。皆、その決意は固いです。
■シャンソン化粧品 藤生喜代美 「若手の力を底上げして、元気のいいチームにしたい」
シャンソンという名門チームのキャプテンをやる日が来るなんて、入社した時はまさか思ってもみなかったのですが、それをプレッシャーではなく、大きな力に変えていきたいです。シャンソンのキャプテンをやることは、自分としてはすごく嬉しいことだし、楽しみにしています。
昨シーズンは、個人的に終盤になってチームに貢献できなかったのが悔しかった。今シーズンは大事なゲームでコンスタントにゲームメイクできる力をつけて、オフェンス、ディフェンスともに貢献したいです。
今、自分が大事にしているのは、何年目とか年齢がいくつだとか関係なく、明るく、元気にプレイするチームにしたいということです。シャンソンを元気なチームにしたいです。若い選手たちもすごく頑張っていて、自分も後輩たちから力をもらっているので、今年は昨年以上に元気を出して結果を残したいです。
■トヨタ自動車 榊原紀子 「自分のケガを完治し、チームのメンタルを強化し、壁を乗り越えたい」
昨シーズンは勝負所で弱気になったり、競ったゲームをほとんど落としてしまったので、チームとしてはメンタル面を強化しなくてはなりません。目標は優勝ですが、まだセミファイナル止まりなので、まずはセミファイナルの壁を乗り越えること。
センターの角井(絵美)は抜けましたが、若い選手が伸びてきているので、そのへんは楽しみです。問題は自分の足を早く治すことです。昨シーズンはオールジャパンの頃から足が思うように動かずにチームに迷惑をかけてしまいました。右足のくるぶし辺りに骨が出てきてぶつかるようになってしまったので、シーズンオフに骨を削る手術をしました。それに加えて、昨シーズンに手術した足の疲労骨折が再発して、これも手術しました。手術をすることは日本代表の活動を断念することでもあり、究極の選択で判断が難しかったのですが、昨シーズンは自分が万全ではなくてチームに迷惑をかけてしまったので、手術をすることにしました。今年こそ、私を育ててくれたトヨタと丁ヘッドコーチに恩返しをするつもりです。キャプテンとなってもう6年目になります(3年連続キャプテンをしたあと、1年間だけ桜庭珠美選手がキャプテンを務め、その後3年連続キャプテン)。自分自身はケガを治し、チームとしてはメンタルを強化して戦いたいと思います。
■アイシン・エィ・ダブリュ 武藤さや香 「ビッグマンが3人。選手層が厚くなって今年はチャンスの年」
昨シーズンは目標としているベスト4入りが果たせませんでした。シーズンを通してディフェンスに波があって、勝負所でシュートが入らなかったのが響きました。今シーズンはディフェンスからチームがひとつになって、今年こそプレイオフに行けるように頑張ります。個人的には、昨シーズンに初めてキャプテンとなり、初めてスタメンとしてプレイしました。何もかもが初めての体験で戸惑った部分もあったんですけれど、戦える手応えはありました。昨シーズンはキャプテンらしいことが何もできなかったので、今年は去年の反省を生かしてリーダーシップをとっていきたいと思います。
今年はマックさん(小磯典子)、マッキーさん(江口真紀)と私でセンターのポジションにピッグマンが3人揃いました。選手層が厚くなったので、今シーズンはチャンスの年だと思います。練習量はどこのチームにも負けない自信があるので、もっともっと練習をしてベスト4の壁を破りたいです。
■日本航空 岩村裕美 「新生ラビッツをお見せします」
昨シーズンは6位という成績で悔いか残るシーズンでした。終盤のゲームでシャンソンに2連勝して、自分たちのプレイがようやくできるようになった時にシーズンが終わってしまい、それが残念でした。2年連続でプレイオフに進めなかったので、今シーズンは立て直しをしなければなりません。
今シーズンはヘッドコーチが林さんから荒さんに変わりました。これまで林ヘッドコーチに習ったことを生かしながら、個人個人の能力をもっと磨いていきます。チームとしても若くなった分、走るバスケットをもっと増やしていきます。今までと違った新生ラビッツを皆さんにお見せしたいので、楽しみにしていてください。まずは2シーズン遠ざかったベスト4を目指して頑張ります。
キャプテンとしては、どうまとめればチームが向上するのか考えると難しいところですが、とにかく選手同士で話をして、コミュニケーションを取って頑張っていきたいと思います。
■日立ハイテク 磯山絵美 「シーズンの入り方、ゲームに臨む気持ちから変えていきたい」
昨シーズン、入替戦を回避できたことはチームとしては前進しましたが、一試合一試合を見たら、足りない部分がたくさんありました。プレイうんぬんではなくて、気持ちの部分で負けていて、試合前から「このチームには勝てないだろう」という入り方をしていました。こういう弱い気持ちを持った選手が一人でもいるとチーム全体に伝染してしまうので、勝てるわけがありません。
昨シーズン実感したのは、入替戦に出るのと、回避するのとでは大違いということ。入替戦が決まってしまうと、最後のほうの試合はリーグを戦うというよりは、いかにいい状態で入替戦に持っていくかという、入替戦のためのゲームになってしまうので、それだけはどうしても避けたいところです。いや、今シーズンは入替戦回避だけじゃなく、もっと上を目指していかなくてはなりません。
毎年、開幕から連敗してシーズンの入り方に失敗しています。序盤に連敗してしまうと、終盤に調子がよくなっても挽回するのが難しくなってしまいます。今年はシーズンの入り方から気をつけ、ゲームに臨む気持ちも変えていきたいです。個人的にはミニバス以来のキャプテン。上の先輩もいるので、キャプテンということを意識することなく、今まで通りゲームで引っ張っていきます。
■デンソーアイリス 小畑亜章子 「今シーズンは結果を出さなきゃいけない」
入替戦に勝てたことはホッとしています。入替戦は雰囲気に飲まれてしまうので、とても怖い試合でした。2戦目の最後は2対2から攻めて逆転したかったのですが、三菱のディフェンスが崩せず、時間が迫ってきたのでシュートを放った形になりました。シュートは短かかったので「(三菱に)今日はやられたな」と思って負けを覚悟したら、ファウルを吹いてもらえました(68−70で負けていた残り0.01秒にフリースローを得る)。ボールがリングに当たっていたらファウルは吹いてもらえなかっただろうし、運がこっちにありましたね。フリースローは2本とも入れる自信はありました。2戦目に負けてしまうと、3戦目は勢いにやられてしまうだろうし、何より「負けるわけにはいかない!」という気持ちだけで戦っていました。残留できて本当によかったです。
今年は結果を出さなきゃいけないということで、自分がもう1年キャプテンをやります。
今年の目標はベスト4です。トップに行きたいのはもちろんですが、まずはベスト4に入らなきゃならないので、チームの現状としてベスト4に必ず入りたいです。
(インタビュー&構成/小永吉陽子)
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