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■第13回Wリーグ開幕戦コメント
9月30日に2011-2012シーズン第13回WJBLが開幕した。昨シーズンのファイナル、JX対トヨタ自動車と、新生・新潟アルビレックスBBラビッツのオープニングゲームでのコメント(新潟の選手は開幕2戦目終了時のコメント)を紹介しよう。長いシーズンは始まったばかり。ここに紹介する開幕時のコメントから、今後、どのように変化していくか――。
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JXサンフラワーズ
■内海知秀ヘッドコーチ
ひとつひとつのゲームを大切に
チーム作りを積み重ねていきたい
「開幕は残念ながら落としてしまいましたけど、我々は今日のゲームでは、まず自分たちのバスケットがどれだけできるか、それをしっかりやっていこうということでした。2Qのディフェンスが機能していい形で前半を終えましたが、後半はターンオーバーが多くなって、シュートに結びつかなかった。今日は川原選手に33得点も取られました。川原選手の3Pシュートに対しては指示を出していましたが、そこの得点がやられたところでした。
(アジア選手権が終わって)日本代表の選手たちが帰ってきてから数日間の休みを取って、それからチームを作ってきました。特に新しいことをやったわけではなく、今までやってきたことの積み重ねとプラスアルファを練習してきました。オフェンス面でいえば、ファーストブレイクという面では課題は出ましたが、これからゲームをやっていく中で調子を上げていきながら、課題をクリアしながら、ひとつひとつのゲームを大切にしていきたい。そういう形でチーム作りを積み重ねていきたいと思います」
■大神雄子
ディフェンスが絞り切れなかった
インサイドを武器に修正していきたい
「結果として初戦を落としたことは、自分たちの中では大きなこと。68点中、一人の選手に33点もやられたのは、自分たちのディフェンスが絞りきれなかったということ。逆に向こうは思い切りが良かった。うちがインサイドにボールが入らなかった時に鈴木選手や川原選手に3Pシュートを決められてしまい、駆け引きの分でトヨタに軍配が上がったと思います。自分たちはどこよりもインサイドが武器なので、駆け引きの部分で、どれだけインサイドにボールを入れていけるかがキーになっていく。
また、今日はターンオーバーが多かった。トヨタはスティールが多いチームで、プレッシャーをかけたうえでスティールするのではなくて、最初からスティールを狙っている。そこに対して攻め気がなくなると、3Qの出だしのように、何本か自分たちの形を作る前に読まれてスティールされることがある。トヨタのスティールはもっと警戒しなきゃいけない。ディフェンスをアグレッシブにして、ブレイクを出すという課題も出ました。ただ、これらの課題をネガティブにとらえるのではなくて、これからの長いシーズンで内海ヘッドコーチと戦いながら、修正していきたいと思っています」
■渡嘉敷来夢
今後は大事なところでシュートを決め
積極的にリバウンドを取りたい
「内海ヘッドコーチからは思い切りやってこいと言われました。リバウンドや積極的に点を取ることを意識して試合に臨みましたが、特に後半は踏ん張ることができませんでした。今後は大事なところでシュートを決めることと、積極的にリバウンドを取りにいきたいです」
トヨタ自動車アンテロープス
■チョン・ヘイル ヘッドコーチ
一試合にすぎないが、うれしい開幕勝利
80点入れるバスケが目標
「28試合の中の一試合ですけれど、勝ってうれしかったです。でもこれからです。明日も試合があります。JXとは、お互いにいいところ、悪いところがハッキリ見えていますが、やっぱりJXはインサイドが強い。大神、渡嘉敷、諏訪がメインにやっているチームで、わかっていても守れないから今まで負けたのですけれど、今日は川原の3Pシュートが入って勝てました。
今日はマンツーマンが効いたと思います。後半40点入れていることは、トヨタらしい攻めだったということです。ただ、68点では足りないです。うちは80点入れることが目標。矢野と川原が20点、池田と鈴木が15点、久手堅が10点。合計で80点。それが理想的なうちの点数で、各自が得点を入れればいいバスケットができる。でも今日に関して言えば、68点しか入らなかったけど、ディフェンスを頑張ったし、オフェンスでは流れを変える動きができて、大事な3Pシュートが入ったのは良かったと思います」
■矢野良子
JXにどう勝つかは常に考えて戦っている
昨ファイナルの鬱憤を晴らした勝利
「トヨタにとっては、代々木第二体育館で初の開幕戦ということで、選手たちはもう少し緊張した雰囲気が出ると思ったのですが、思ったよりいい感じで試合に入れました。2Qに8点しか取れなかったのは反省しなくてはなりませんが、後半に入ってペースを上げて流れを作っていこうとやった結果、川原が爆発してくれて、うちらしいバスケットができたと思います。
JX戦はインサイドがカギ。私たちは小さいですけど、リバウンドを頑張ったり、簡単にゴール下で打たせないというディフェンスをやってきました。ディフェンスを頑張ったことが、いつも以上に相手にはプレッシャーになって、そこが勝利につながったと思います。
JXとは2年連続ファイナルを戦った相手。昨シーズンのファイナルはもちろん負けるつもりでやっていないですが、一戦目に負けて、二戦目に『郡山で勝つんだ』と思って練習していた矢先、震災で中止になりました。やっぱり、JXは選手も揃っていますし、勝って当たり前という中でやっていると思います。そんな中でどう勝っていくかは、常に自分たちで考えていること。ただ、去年のファイナルが中止になって、そのままJXが優勝というのは悔いが残るシーズンだったので、今日の試合はその鬱憤を晴らしたわけではないですけど、勝てて良かったと思っています。まだシーズンが始まったばっかりなので、通過点に過ぎないと思っているので、これからも頑張ります」
■川原麻耶
自信を持って戦うことができた
今シーズンは「優勝」しか考えていない
「開幕戦は自信を持ってやることが大切だと思っていました。出だしで3Pが入って自分的にも気持ちがすごく軽くなったというか、思い切ってやるしかないし、チョン・ヘッドコーチと先輩を信じてやるしかないと思っていました。今日はシュートが入って良かったので、明日からも気持ちを切り替えてやります。
昨シーズンは中途半端に終わってすごく悔しい思いをしたので、今シーズン目指しているものはひとつで、優勝ということしか考えていません。最初の試合でJXに勝てたことはチームとして自信ができたので、いい方向に向かえばいいなと思います」
新潟アルビレックスBBラビッツ
■荒 順一ヘッドコーチ
新潟のユニフォームで戦えたことがうれしい
ディレードの展開に課題が見つかった
「初戦ということで選手たちも緊張するかと思っていましたが、思ったより緊張していなかったですね。富士通は速い展開での点の取り合いが得意なので、そこでは勝負できない。ですから、ディレードオフェンスも含め、60点台のゲームで勝負をしたい。それがうちのプランでした。オフェンスは対戦相手にもよりますが、4Qにやったような(ディレードから確実に得点を決める)オフェンスが我々本来のプレイだと思います。もうちょっと得点が増えるパターンを考える必要がありますね。ディレードオフェンスの課題も見つかり、収穫は大きかったです。ディフェンスはチェンジングしながら、我々8人のゲーム全体のペース配分を見ていました。4Qになっても選手たちが元気だったので、スタミナは足りていると感じました。
チームのイメージはJAL時代とあまり変わっていません。多少能力がなくても、身長が低くても、しっかりと相手を崩していける。その中から良いシュートチャンスをもぎとる、コンビネーションのバスケットをやっていきたいです。見ている方が面白いなと思ってくれるようなバスケを展開したい。
アルビレックスのユニフォームを着て試合ができたことはとてもうれしいです。今日はアウェイですから、新潟のファンは誰もいないだろうと思っていました。でも早くからアルビのTシャツを着たファンがたくさん集まってくれていて、驚きました。ゲーム中も励ましの言葉をコートサイドからかけてくれるので、それが選手の刺激にもなっています。ファンの人たちの力は本当に大きいです」
■高橋礼華
自分と出岐さんが
引っ張っていかなくては!
「8人しかいないので、1人1人がスタートとしての意識を持たなければいけない。その分、みんなの『やらなきゃいけない』という意識は強くなってきましたね。特にこの富士通との2連戦を終えて、そう感じました。
私や出岐さん以外が試合慣れしていないというのはありますが、それを私たちがいかに引っ張っていくかが大事だと思います。そのせいで負けたとも思わないですし、(もし負けてしまったら)それをカバーできなかった私たちの責任。してはいけないミスがあります。それは言っていかなきゃわからないと思うので、怒ります。でも言う分、自分もしっかりしなきゃいけないと思います。お互いが言い合いながら成長していけたらいいですね。経験がないからしかたない、ということにはしたくないです。私ももっと頑張ります」
(インタビュー・構成/小永吉陽子)
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