INTERVIEWインタビュー

本川 紗奈生 選手インタビュー

所属チーム シャンソン化粧品 シャンソンVマジック
ポジション GF ニックネーム イチ
身長 / 体重 176cm/63kg 出身地 北海道
生年月日 1992年4月2日(木) 血液型 A型

毎年目標を持って成長中
5年目のテーマは怯まず攻めてレベルアップ!

本川 紗奈生

今回のゲストはシャンソン化粧品の本川紗奈生選手です。高校時代は札幌山の手高3年時にインターハイ、国体、ウインターカップを制覇し、3冠を達成。当時はポストプレーを得意とするプレイヤーでしたが、シャンソン化粧品に入団後はアウトサイドのプレイを身につけ、ボール運びもこなし、ドライブインを得意とするシューティングガードに成長。昨シーズンは初のWリーグベスト5を受賞し、リオ五輪予選となるアジア選手権では得意の鋭いドライブで活躍し、アジア制覇に貢献しました。今、急速な勢いで成長の階段を駆け上がっている本川紗奈生選手に、今シーズンへの課題とリオ五輪予選の話を聞きました。

――Wリーグが開幕しました。今年はヘッドコーチがチョン・ヘイル氏に変わり、どのような心境で臨んでいますか。

開幕ゲームは1勝1敗でした。今は新しいバスケに慣れるのが大変ですが、今の自分たちには1勝することがとても大きいです。若いチームだし、経験もないので、勝つことが自信になっていくので、今は勝つことに意味があると思ってやっています。あとはどれだけチョンさんのバスケットを自分たちが浸透させ、一緒に作り上げていくかだと思うので、そこを意識しながらバラバラになってしまわないように、チームが一つになってやっていきたいです。

――新しいチームの中で本川選手の役割は?


若いチームなので、自分と三好(南穂)が中心になってやらなきゃと思ってやっています。自分は1年目から目標を立ててやってきたんですけど、年々責任感を背負いながらやろうと思っているので、今シーズンは正念場のつもりで頑張ります。

――1年目からの目標とは?

自分の中で決めていることがあるんですけど、1年目は「怖い物知らずでやろう」、2年目は「成長する」3年目は「責任」、4年目は「自覚」。5年目の今年は土台を作ってきたので「レベルアップ」です。年々、目標にちなんでやってきているので、今シーズンはもっとレベルアップしたいと思います。

――今年はどんなところをレベルアップしたいのでしょうか?

1年目はドライブがテーマで、2年目はドライブからのジャンプシュート、3年目はアシストがどんどん増えて、4年目は3Pシュートというように、オールラウンドにできるようになってきました。1年1年目標を持つことで、自分は成長できた気がするんです。3年目だったら責任を持ちたいから、だったらどうすればいいか、どんなプレイをすればいいかを考えながらやってきたので、その目標に向かってできているのかなと思います。なので、5年目の今年は、今までやってきたことを出して、さらにゴールに向かうようにして、レベルアップしていきたいです。

――では課題として、ここ数年はあと一歩のところでプレイオフに届かずという状態が続いています。チームに何が必要でしょうか。

勝ち切れないのは気持ち……の問題だと思います。これまでは、若い選手とベテランの融合と言われていましたが、私も含めてまだ若い選手たちの気持ちが弱いので勝ち切れませんでした。私たちのように、10連覇を知らない世代がいて、さらに下の選手たちがいて、勝つことの経験も足りないです。

でも一番は、個人個人がもっと自覚を持ってやらないといけないと思います。強い高校から来ている選手が多いのだし、やっぱり強い気持ちを持たないといけないので、そこは自分も言っていきたいです。

――改めてオリンピック予選の話を聞きたいのですが、アジアで優勝して、リオ五輪の切符を獲得した感想は。

すごくうれしいです。目標としていたことがチーム全員で成し遂げられたと思います。

――本川選手はドライブやスピードあるプレイで貢献し、飛躍したアジア選手権でした。自分自身の手応えは?

今年は若さと勢いを出すチームを目指すということだったので、勢いをもたらすことができなければ、自分がスタートに入った意味がないと思ってやっていました。そういう意味で、勢いを出して走ることができてよかったです。走れば勝てるのはわかっていたので、その気持ちをしっかり作って決勝に臨めたことがよかったと思います。

――初の日本代表で、初のアジア選手権だと、それだけで重責を感じてしまうものですが、自分の力をいかんなく発揮できた要因は何だと思いますか。

自分ははじめての日本代表でしたが、オリンピックをしっかり意識してできました。それはチームメイトやスタッフが自然とそういう雰囲気を作ってくれて若手がやりやすい雰囲気だったし、自分もその雰囲気に入れて、チーム全員がオリンピックに出たい気持ちがありました。その気持ちは選手選考の時から持ってやっていました。

――最後に、今シーズン、自身が目指している戦い方や目標を聞かせてください。

チームの中では点取り屋かもしれないけれど、ベテランが抜けた若いチームの中ではそんなに簡単なことではないと思っています。私と三好と河村(美幸)が点を取らないといけないので、相手は的を絞りやすくなっているので、その中で自分が点を取れるか。役割をやるという意味では、プレッシャーをかけられた場合、ディフェンスを頑張ったり、アシストをしたり、今シーズンはそういう部分でも乗りきっていきたい。攻める形はたくさんあると思うので、ドライブはできるときにやって、攻撃的なパスやディフェンスのスタイルにも挑戦したいし、空いたらシューター並みに打とうと思います。怯まないで打ちまくります!


インタビュー・構成/小永吉陽子