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インタビュー

渡嘉敷 来夢 選手インタビュー

所属チーム JX-ENEOSサンフラワーズ
ポジション CF ニックネーム タク
身長 / 体重 193cm/85kg 出身地 埼玉県
生年月日 1991年6月11日(火) 血液型 A型

SPECIAL INTERVIEW
WNBA 3年目の挑戦  渡嘉敷来夢(JX-ENEOS サンフラワーズ)

渡嘉敷 来夢

 

──「WNBAへの挑戦」というテーマですが、1年目は「挑戦」。2年目はまた新たな気持ちがあり、3年目の心境はいかがでしょうか?

渡嘉敷(以下、T):確かに3年目ですから、挑戦というか、自分磨きに渡米する感じかもしれません。1年目、2年目に比べれば「挑戦しに行く」という感覚ではないですね。自分で勝ち獲った場所(チーム)に帰る、じゃないですけど……戻る、みたいな。挑戦する気持ちはありますし、もっと上手くなりたいという思いは強いです。でも、今回は緊張感いっぱいで行くわけではないですし、「じゃぁ、向こうのチームに帰るからね」と軽やかな挨拶ができる感じです。そこでまたレベルアップし、日本での経験を踏まえて、自分のポテンシャルをフルに発揮することに変わりはありません。

──シアトル・ストームのチームメイトも「お帰り!」ですよね?

T:はい、そうですね。それは「もうあなたは『日本から来た挑戦者』という立場ではないから」という意味だと受け取っています。チームメイトとして認めてもらい“さぁ、今シーズンも一緒にがんばりましょう!”というエールだと実感しています。

──それは、2シーズン分の積み重ねがあればこそだと思います。であれば、次の目標はいかがでしょうか?

T:2シーズン目の後半、積極的にリングに攻めたり、ボールを持った時に自分のプレーができたりしたので、それを3シーズン目は最初から披露できるようにしたいですね。それがチームに貢献できることですし、自分のステップアップにつながるからです。いかに自分を出せるか、それが試されると思います。

──「自分が出せるようになってきた」というのは、昨シーズンの終わり頃から実感できたわけですね?

T:1シーズン目はチームの雰囲気がわからず、戸惑うことがありました。2シーズン目は慣れてきて、自分のプレーが出せるようになった、そんな感覚ですね。ボールを持ったら攻めなければ、という気持ちは日本と変わらずあったんですが、まわりにはスター選手がたくさんいます。いざボールを持っても、自分がシュートするのかパスをセレクトすべきなのか迷うこともあったんです。3シーズン目は迷いなく、自分のプレーをすること=チームに貢献することだとわかっています。そこは、チームからの信頼を得られていると思いますし、あとはいかにアグレッシブにプレーできるか、ですね。

──ボールが回ってくる回数も違ってきましたか?

T:1シーズン目より2シーズン目のほうが増えたと思います。自分のプレーをまわりの選手が理解してくれているので、不安はないです。なので、もっと信頼を高め、安定したプレーを披露したいですし、その上で新たなチャレンジも続けたいです。

──「信頼を得る」というプロセスはとても重要だと思います。日本では「信頼を得る」というより、入団前にから「大きな期待」を背負っていました。

T:高校時代の実績が評価されて入団していますから、まわりもわかっています。試合に出て当然ですし、「すごい選手なんだ」って見てもらえました。WNBAだと、アメリカの大学を卒業したわけではないですし、何か実績を残したわけでもない……「日本のトッププレーヤー」といっても、バスケに関してはアメリカがナンバー1だと考えているわけですから。その中で評価されるように頑張らなければなりませんが、少し時間がかかっても仕方がないと思っていました。2シーズン目に「自分を出す」ことがわかり始め、3シーズン目はもっと「自分を出していく」それがチャレンジですね。

──そこで武器となるのは? 3番ポジションでの出場が多く、日本でのプレーとは少し違ってきますよね!?

T:アウトサイドからの仕掛けとか、スピード。ヘッドコーチはディフェンスを評価してくださっているので、そこはアピールしたいです。

──アメリカでの自分磨きを続けつつ、2020年を視野にしているわけですね?

T:出場したいですし、メダルもほしいです。そのためにアメリカでのプレー経験は大切にしたいと思います。3シーズン目の目標としては、自分のポジションをしっかり確保しつつ、チームに貢献すること。スキルだけでなく、フィジカル面も徐々にアジャストできているので、一歩ずつステップアップしていきたいですね。

──新しいチームメイトが加わり、ライバルも増えるのではありませんか?

T:そこは毎年チャレンジですし、新人選手には負けたくありません。ただ、自分が(チームの中で)どのレベルにいるのか理解できるようになってきましたから、しっかり調整してプレータイムをもらえるようがんばります。

──ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

T:いつも日本からたくさんの応援をいただいて感謝しています。大きな励みなりますから、今シーズンも引き続き応援よろしくお願いします。

(インタビュー・羽上田昌彦)




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