SCHEDULE/RESULT日程/結果

16-17 Wリーグ プレーオフ ファイナル JX-ENEOS VS トヨタ

対戦カード JX-ENEOS VS トヨタ
会場 佐賀県総合体育館
開催日時 2017年3月8日(水)
TEAM 1st 2nd 3rd 4th TOT
JX-ENEOS 20 16 23 25 84
トヨタ 15 14 20 4 53

1Q: 今シーズンのリーグ戦を全勝で勝ち抜き、今大会9連覇を狙う女王JX-ENEOSとリーグ戦を2位で通過し4季振りのファイナルに進出、初優勝を狙うトヨタ自動車のファイナル第1戦が始まる。
両チームともにマンツーマンでゲームが始まる。JX-ENEOS#52宮澤のインサイド、トヨタ自動車は今シーズン加入のルーキー#13馬のカットインからゲームが動き出す。JX-ENEOSは、速攻から#11岡本の3P、#52宮澤のインサイドプレイで8−2とリードする。対するトヨタ自動車は、#1大神が古巣相手に気迫溢れるプレーで連続得点、10−9とする。トヨタ自動車は、JX-ENEOSの#10渡嘉敷を2得点のみで押さえるなど力強い守りで強力なインサイドに連続得点を与えず20−15JX-ENEOSのリードで第1Q終了。

2Q: JX-ENEOSは、ここまで2得点の#10渡嘉敷のリング下に合わせるが、トヨタ自動車の体を張った守りの影響か得点できない。トヨタ自動車は#7水島の2Pで20−17とする。JX-ENEOSは残り7分52秒に#10渡嘉敷をベンチに下げ、#25石原を投入するが、思うように得点できず、残り6分15秒に1回目のタイムアウトをとり、#10渡嘉敷を戻す。対する、トヨタ自動車もUCLAカットからのスクリーンプレイを多用し、シュートチャンスを作るものの得点にならない。そこで、#13馬、#25久手堅を投入し流れを変えようと試みる。しかし、その後JX-ENEOSの自力が出始め#21間宮のリング下、#0吉田のドライブ、#10渡嘉敷のセカンドショットで30−22と得点を重ねる。さらに、#21間宮と#10渡嘉敷の見事なハイローでこのゲーム初めての10点差とする。ここで前半の正念場を迎えたトヨタ自動車は、#24栗原の3P、ベテラン#25久手堅の相手の心を読んだ見事なスティールなどで36−29と食い下がり前半終了。

3Q:両チームゲームスタートと同じメンバーで後半開始。両チームマンツーマン 。最初の得点は、トヨタ自動車#24栗原の3Pで36−32となる。前半は、トランジションの少ないゲームだったが、両チームとも戦術を変え、速い攻めから得点を重ね合い、両チームとも見事なシュート力を披露し日本最高峰の戦いを見せつける。JX-ENEOS#11岡本の3Pで51−43となりトヨタ自動車がタイムアウト。しかし、JX-ENEOSは、再び#0吉田のドライブ、#0吉田からリング下#52宮澤への見事なスキップパスで55−43と突き放しにかかる。トヨタ自動車は#12矢野のドライブに合わせた見事な2P、#25久手堅の気迫溢れるドライブなどベテランの活躍で59−49と食い下がり第3Q終了。

4Q:攻守のリズムが出始めたJX-ENEOSは、前半トヨタ自動車の厳しいーマークに苦しんだ#10渡嘉敷にボールを集め、疲れの見えてきたトヨタ自動車のディフェンス(DF)をねじ伏せにかかり、連続得点で65−49となる。インサイドを押さえきれなくなってきたトヨタ自動車はたまらず2回目のタイムアウトを取りDFからの巻き返しを図るが、ここでもJX-ENEOSのオフェンス(OF)は止まらず#21間宮のインサイドプレイにファウルでしか対応できず、連続フリースローを与えてしまう。また、JX-ENEOSは#10渡嘉敷のブロックショットなど気迫溢れるDFを見せ、このQ開始から6分間、トヨタ自動車をノーゴールに押さえる。JX-ENEOS#11岡本のレイアップで71−49となったところで勝負あり。第4Qトヨタ自動車は、#20近藤、#19角畑の4点のみとなり、#24栗原など中心選手の得点を重ねることが出来なかった。前半こそトヨタ自動車の気迫溢れるDFに受け身になってしまっていたJX-ENEOSだが、疲れが見えたトヨタ自動車を4Qだけで25—4と圧倒し女王の力を見せつけたファイナル第1戦であった。トヨタも前半のDFには、手応えを得た部分もあり、決定力さえ発揮できれば十分勝機はあると思われる。第2戦が楽しみである。