NEWSニュース

2015年11月13日(金)特集

第17回Wリーグ・プレビュー/切磋琢磨

 第17回Wリーグは1次ラウンドも第5節が終わり、無敗はJX-ENEOSのみ(8勝0敗)。1敗に富士通、シャンソン化粧品(7勝1敗)、2敗がトヨタ自動車、デンソー(ともに8勝2敗)。ここまでの上位5チームが2次ラウンド・上位リーグ進出に一歩リードと言えます。一方、新潟、羽田(ともに0勝10敗)、日立ハイテク(0勝8敗)の3チームが未勝利。これら3チームは2次ラウンド・上位リーグ進出は苦しくなってきました。とはいえ、今シーズンの2次ラウンド・下位リーグは、1次ラウンドの対戦成績がリセットされますから、2次ラウンドの戦い次第では、プレーオフ進出の可能性があります。

 新潟が女王JX-ENEOSをホームに迎えての連戦です。
(11/14(土)、15(日) @新潟市鳥屋野総合体育館)

 開幕戦でトヨタ紡織をあと一歩まで追い詰め、特に2戦目はオーバータイムにまでもつれ込んだ新潟ですが、開幕での勝利を逃すとその後は勝利から見放され10連敗。リーグ首位をひた走る女王JX-ENEOSとの対戦で前半戦最大の試練を迎えます。
 
 注目選手は、新潟 #34 出岐奏。鹿屋体育大出身、8年目のフォワードです。2年目の2010-11シーズンにレギュラーに定着すると、毎年、1試合平均得点二桁を記録する「点取り屋」です。今シーズンは2011-12シーズン以来のキャプテンに復帰。名実ともにチームの大黒柱です。パワーあふれる鋭いドライブと強気のプレーが持ち味。キャプテンとして先頭に立ち、若いチームを勝利に導くことができるでしょうか?
 対するJX-ENEOSでは #11 岡本彩也花。桜花学園高出身、6年目のガードフォワードです。強力なインサイドを擁するJX-ENEOSの中で、貴重なアウトサイドシューターとして、成績を積み重ねています。ここぞというときの3ポイントシュートは、チームにとって大きな武器。第14回Wリーグでは3ポイントシュート成功率部門の1位を獲得しています。

 切磋琢磨しながらお互いを高め合っていく。どちらのチームが勝利するにしても、それが世界への道を切り開くことになります。是非、お近くの試合会場まで足をお運びいただき、選手たちのひたむきなプレーを応援してください。

(写真左・新潟 #24 出岐奏選手/右・JX-ENEOS #11 岡本彩也花選手)