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2016年9月25日(日)特集

第18回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol.2

新潟アルビレックスBBラビッツ
小川 忠晴 ヘッドコーチ

Q:以前、bjリーグでヘッドコーチを歴任され、女子のトップリーグで指揮を執ることになりましたが? 
──Wリーグについてはあまり情報を持っていませんでした。前職の関係で合流が遅れたこともあり、ゼロからのスタートです。選手たちとコミュニケーションを取りながら、「どんなことができるのか」「コンビネーションはどうなのか」と手探り状態でした。サマーキャンプでベースとなる情報の収集に努めました。

 
Q:選手の個性などの把握はいかがでしょうか? 核になってほしい選手などは?
──他のチームと比べれば、高さや能力的な面で劣っていると言わざるを得ません。それはサマーキャンプの結果を見ても明らかです。ただ、対戦相手によってキーになる選手は代わるでしょうし、戦術やスタイルなども変化すると思います。現時点で誰というわけではなく、対戦ごとに良い働きができる選手が出てくるはずなので、その選手を上手く使って戦っていきます。そういう意味ではプレータイムがあまり偏らないと思いますから、選手たちはチャンスが広がります。試合ごとに調子が良い選手、相手との相性などを考えて起用していきます。

 
Q:実戦を通してチームをつくっていくわけですね?
──できるだけ選手を多く使いたいと思っています。チーム内の競争は激しくなりますし、選手のモチベーションは上がるでしょう。それがチームに活気を与えます。今はこのバスケットが良いと思ったら、そのためのメンバー交代もしますし、戦術も用います。その中でリーダーシップを発揮する選手が出てきたり、ベンチスタートがフィットする選手がいたりするので、そこを見極めたいですね。

 
Q:昨シーズンは厳しいシーズンになりました。プレッシャーはありますか?
──僕自身はまったくない(笑)。今はトンネルの中にいるだけ。勝敗は結果であり、今は過程を大事にしてほしい。ノビノビプレーできるように、選手たちの力を引き出し、環境を整えるのが我々の仕事だと思っています。新潟は熱心なブースターさんがたくさんいますから、選手たちへ応援をよろしくお願いいたします。