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2017年5月3日(水)特集

第18回Wリーグ・受賞者コメント/ リーダーズ【リバウンド】/#8 髙田真希 デンソーアイリス

リーダーズ【リバウンド】/#8 髙田真希 デンソーアイリス
──ポイントと合わせて、リバウンドも2年連続3回目の受賞です。この部門は個人の力が大きいのでは?
高田(以下、T)これは役割というか、個人としてではなくて、ポジション(センター)としての役割を全うした結果だと思います。センターとしては、まずはリバウンドを取ること。リバウンドに関しては“自分の原点”というか、バスケットを始めた当初は、本当にこれしかできない、そんな感じだったんです。なので、リバウンドは誰にも負けられないという気持ちが強いですね。

──自分が認めてもらえるようになったのはリバウンドだった?
T:自分で点が取れなかったり、チームが苦しかったりする状況でも、「リバウンドを頑張って勢いをつけたい」そう常に考えてプレーしています。ポジション的にも、今まで培ってきたものを発揮できた結果が受賞につながっていると思います。

──「培ってきた」という意味では、シーズン前の代表活動で数多くの国際試合を経験されました。それがプラスになっているという感覚はありますか?
T:それはありますね。ヨーロッパ遠征も含め、上背のある選手とマッチアップすることが多かったので、自分のスキルとして身につけられたと思います。大きい選手が相手でも、体をぶつけにいってボックスアウトするとか、そういうテクニックやメンタルの強さが必要なんだとわかりました。Wリーグでも同じですし、たとえ自分より小さい選手が相手だったとしてもそういうプレーを意識していないと、いざ国際試合のコートに立ったときにできないと思います。サイズがあるからリバウンドが取れる、ではなく、大きい選手を相手にしている意識や感覚を忘れないように取り組んだのが数字に出たと思います。