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2016年10月23日(日)特集

第18回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol.9

開幕からここまで、デンソーアイリスはここまで4勝1敗の成績です。今年への想いや抱負などを、改めてヘッドコーチインタビューにてご覧ください。

デンソー アイリス 
小嶋裕二三 ヘッドコーチ

Q:昨シーズンをふり返っていただけますか?
──全日本総合選手権(オールジャパン)で決勝まで行けたのは良かったんですが、そのあとチーム状態が悪くなってしまいました。2次ラウンドで大きく負け越し、内容もよくなかった。クォーターファイナルは何とか勝ち上がりましたが、2勝目を挙げた時、チームの意地みたいなもの感じましたね。急にブレーキがかかってしまったようなシーズンでした。

Q:そのなかで収穫があったとすれば? 
──赤穂が新人王を受賞しましたが、シーズンを通してよく頑張ってくれました。今シーズンはその経験をベースに、髙田をサポートしながら独り立ちできる成長をしてほしいと思っています。ただ、チーム全体でいえばロスターが11名に減り、コンディション的にもまだ万全はありません。また、藤原、大庭とこれまでチームを引っ張ってくれたベテランの引退もあり、切り替えの時期だと認識しています。

Q:その2人の穴を埋めてほしいと期待する選手はいかがでしょうか?
──藤原のところは高田(汐)や加藤、移籍で加入した山田などに頑張ってもらいたいですね。大庭のところはスピードのある伊集がいますし、あとは篠原。シュートに関しては大庭以上ではないかと期待しています。

Q:実戦を経験しながら成長してほしい、そんな今シーズンでしょうか?
──未知数の部分はありますが、今までなかったプレーをしたり、爆発力を発揮したりしてくれれば面白くなると思っています。大黒柱の髙田は代表活動の疲れもあるでしょうが、今シーズンはキャプテンですから、チームを引っ張ってくれるはずです。今夏の彼女の活躍が他の選手たちの大きな刺激になっていますから、そこはチームで共有したいと思っています。

Q:そのモチベーションが思惑以上の結果につながるかもしれませんね?
──まさに「嬉しい誤算」があればいいですね(笑)。ここ数シーズンの実績があり、チーム全体に「リーグ優勝、日本一」を意識するメンタルが植え付けられたと感じています。若手の成長を期待し、今シーズンに臨みたいと思います。