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リーダーズ【フリースロー】水島沙紀　トヨタ自動車アンテロープス
──個人表彰は初めてです。３シーズン目（2016-17）を迎える前、心に期するものはありましたか？
水島（以下、Ｍ）２シーズン目の終わりごろから、徐々に自分の持ち味を発揮することができました。シーズン前、東頭（俊典）アシスタントコーチから技術的な指導を受け、それが試合で発揮できたのが良かったと思います。また、栗原先輩がケガで戦列を離れ、代わりにスタートに起用されることになり、自分をアピールしなければ、と積極的になれたのが好結果につながったと思います。

──フリースローは、積極的にシュートを狙いに行ったからこその結果ですよね？
Ｍ：私自身、ドライブが持ち味で、その部分で評価を受けていると思います。ドライブで切れ込んで得点を狙いに行き、フリースローをもらっていたんですが、前年の成功率は50％ほど。まわりもそれがわかっていたので、とても悔しかったんです。ただ、その打開策として、フリースローをひたすら「打ち込んだ」わけではありません。問題はメンタルだとわかっていました。練習では試合のようにプレッシャーをかけつつ成功率を上げる。試合では、いかに練習の通りに落ち着いて打つことができるか、に集中できました。50％は「決めなきゃ、決めなきゃ……」と考え過ぎて結果が悪かったんだと自己分析ができていたので、練習からそこを克服しようと思って臨んでいました。自分の気持ちを上手くコントロールできたのがよかったですね。

──開幕からスタートで起用され、練習の成果が出せたわけですね？
Ｍ：１次ラウンドの結果で受賞が決まりましたが、２次ラウンド以降、ミスがあったので、来シーズンは年間を通してコンスタントに決められるようにもっと頑張りたいと思います。