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2017年8月1日(火)

【レポート】「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームFIBA女子アジアカップ2017 優勝記者会見

【レポート】「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームFIBA女子アジアカップ2017 優勝記者会見 【レポート】「AKATSUKI FIVE」女子日本代表チームFIBA女子アジアカップ2017 優勝記者会見

いつもWリーグに熱いご声援をいただき誠にありがとうございます。
さて、先日インド・バンガロールにて開催された「FIBA女子アジアカップ2017」において
Wリーグの精鋭を擁した「AKATSUKI FIVE」バスケットボール女子日本代表チームが見事優勝。同大会の3連覇を達成し(史上初)、来年の「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2018」の出場権を獲得しました。
これを受けて昨日7月30日(月)に帰国記者会見が行われましたのでレポートいたします。
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開催日:平成29年7月30日(月)
会場:グランドプリンスホテル新高輪 


冒頭に公益財団法人日本バスケットボール協会(JBA)田中 道博専務理事より、選手スタッフへの労いに加え、各スポンサー及び選手が所属する各Wリーグチームへの謝辞が述べられました。
また東野JBA技術委員長は、優勝の要因として、大会にチームのピークを持ってきたトム・ホーバスHCの手腕と、日替わりにスターが台頭した「チーム力」をキーワードに挙げました。
併せて、自身の誕生日に3連覇を果たす形となった三屋 裕子JBA会長のコメントも合わせて紹介された。


「どこよりも準備した。準備の中に答えがあった。(トム・ホーバスHC)」

トム・ホーバスHCは同大会を振り返り、3か月半の長きにわたり行った代表合宿での成果を上げた。大会をシミュレイトしながら多くのゲームをチームとして経験したことで、日々相手が変わる大会本番でその準備・経験をもとにした「答え」が結構あったと振り返る。
「ターンオーバーが少なかった。そして大会を通じたアシストランキングの上位に藤岡、吉田、町田の3人が入っている。こんなことは見たことがない。これがチームです。わがままな選手はこのチームにはいない。本当にみんなにありがとうと言いたい。キツかったけど楽しかった。最後の勝利の瞬間のみんなの顔も忘れない。最高だった。ありがとうございました。」


「これでスタートラインに立てた。これからもバスケットボールをメジャーに。(吉田亜沙美キャプテン)」

決勝、準決勝のコート上にキャプテンの姿はなかった。それでもその圧倒的な存在感とキャプテンシーでチームを一つにまとめたのは彼女の力に他ならない。
「アジア3連覇がかかっていたが連覇するというよりは、目の前の試合を一つずつ戦いました。これでようやくスタートラインに立てたと思うので、ワールドカップ、オリンピックにもつながっていくと思います。たくさんのご声援本当にありがとうございました。」

冒頭のキャプテンとしてもコメントでは気丈にコメントを述べていたが、質疑応答で「決勝戦での腕に書いた#12」の件に質問が及ぶと、感情を抑えることができなかった。
発案したのはこれまでも代表で苦楽を共にしてきた#8高田真希(デンソーアイリス)。
「試合には出られなくても、これまでこのチームを支えてきたのはリュウさんだから。」
と、まさにTEAM一丸を体現する裏エピソードを披露。
涙ぐむキャプテンに記者がコメントを求めると、少々申し訳なさそうにこう答えた。

「(腕の#12に)気づくのが遅くて・・・泣笑」

記者会見会場が温かい笑いに包まれた。



以下、全選手のコメント抜粋(返答順)


#1 藤岡 麻菜美(JX-ENEOSサンフラワーズ)
「初めてのフル代表の試合で緊張しましたが、リュウさん(吉田選手)が何でも聞いていいと言ってくれたので安心してプレーすることができました。」

#52 宮澤 夕貴(JX-ENEOSサンフラワーズ)
「(同学年の藤岡選手とのコンビは?)同じチームなのでそこは信じあって自信を持ってプレーしていました。国際大会の舞台でこれだけ3Pを決めることができたことは自信になりました。」

#13 町田 瑠唯(富士通レッドウェーブ)
「(大活躍の決勝戦に対して)絶対勝ちたいという気持ちが強かったです。それまでは自信を持ってプレーできていなかったので悔いが残らないように思い切りやりました。2ガードの経験ができたことも大きかった。」

#22 河村 美幸(シャンソン化粧品シャンソンVマジック)
「ケガから復帰したばかりで、初めは自分のプレーに自信がなかったが、HCから自信を持って自分のプレーをするように言われていました。インサイド以外のプレーも今後活かしていければと思います」

#39 赤穂 さくら(デンソーアイリス)
「プレータイムの大小は関係なくチーム一丸となって戦えた。このチームで戦えてよかったです。ベンチも楽しかったですし、先輩もとても優しかったです(場内爆笑)。」

#8 高田 真希(デンソーアイリス)
「ケガ明けの不安はあったが最低限の仕事はできた。若い選手が今回の試合を通じて成長してくれた。みんながそれぞれの役割を果たしてくれた。頼もしかった。」

#6 大崎 佑圭(JX-ENEOSサンフラワーズ)
「アジア選手権は三大会とも出場したが、今回が一番勝つことの難しさを感じた痛感した大会でした。特に今大会はオーストラリアに勝っての優勝なので非常にうれしいです。ブザーが鳴った瞬間はリバウンドを追っていて気づきませんでした(笑)」

#20 近藤 楓(トヨタ自動車アンテロープス)
「(先発メンバーへのプレッシャーは)あまり意識はしていなかったが、スタートの時はチームの流れを作れるように試行錯誤しながらやっていました。とにかく気持ちを前面にして戦いました。」

#30 馬瓜 エブリン(トヨタ自動車アンテロープス)
「U19代表で活躍する妹(馬瓜ステファニー/トヨタ自動車アンテロープス)たちの姿はこちらでもリアルタイムで観ていましたし、刺激になっていました。大会に入ってからは自信を持ってプレーできたのでよかったです。」

#7 水島 沙紀(トヨタ自動車アンテロープス)
「ずっと不調続きで、決勝も前半は良くなくて、それでもHCが最後まで信じて使ってくれた結果です。あんなに3Pが入ったのは初めてですね。自信になりました。試合が終わった瞬間は私もわかりませんでした。」

#0 長岡 萌映子(トヨタ自動車アンテロープス)
「(大会ベスト5に選ばれて)素直にうれしいです。リオでの悔しい思いもあったので。気迫を前面に出すのは自分のスタイルなのでそれが伝わったのであれば嬉しい。同期である(宮澤、藤岡)3人はジュニアから一緒だったので共に戦えてうれしかったです。」

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代表での成長を糧に、いざWリーグへ

リオでの経験値は継承しつつ、さらにそこから成長しようとするチームとしての向上心が、若手の台頭・活躍につながりました。三連覇達成への大きな要因はここにあるといってもよいでしょう。
中でも長岡、藤岡、宮澤といった、リオでは力を発揮できなかった同世代の成長は、代表チームの層をさらに厚くしたに違いないでしょう。

さて、今シーズンの代表活動はいったん一区切り。
選手たちはわずかな休息ののち、各々のチームに帰り、今度はその選手同士が激突するWリーグにその戦いの場を移します。
共に戦った仲間だからこそ、お互いに負けられない。そんな意地と意地がぶつかり合う瞬間を今度はWリーグの舞台で見せてくれることを大いに期待しましょう。

「アジア最強の戦士たちが激突する!」
第19回Wリーグは10月7日(土)開幕を迎えます。

あなたの町の近くでも試合が開催されるかもしれません。
是非とも会場にお越しいただけますようお願い申し上げます。

↓レギュラーシーズンの日程はこちらを参照ください。
http://www.wjbl.org/schedule_result/