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2017年9月29日(金)特集

第19回Wリーグ ヘッドコーチインタビュー vol.8 (デンソー)

【デンソー アイリス 小嶋裕二三ヘッドコーチ】

Q:昨シーズンはいかがでしたか?
──11名でスタートしましたが、本来のレギュラー陣にケガ人が出てしまいました。若手で開幕から臨もうとしたところ、またもやケガ……若手には序盤で経験を積ませようと考えていたんですがそれもできず、一部の選手に過度に負担がかかってしまう悪循環で難しいシーズンでしたね。

Q:クォーターファイナル(QF)は三菱電機に2連勝しましたが?
──2次ラウンドの途中から全員が揃って、ようやくリフレッシュできた感じです。QFは何とか勝ちましたが、セミファイナルはシーズン当初のツケが回ってきた感じで、まったく自分たちのバスケットができませんでした。

Q:厳しいシーズンを経験したからこそ、選手たちが学んだこともあったと思いますが?
──選手たちもそうですし、僕自身も学ぶことがありました。厳しいシーズンを経験したことで、チームに底力がついたように感じています。もう少し勝ち星を伸ばせたと思っていますし、セミファイナルはもっと接戦に持ち込まなければなりませんから、その点では責任を感じています。

Q:底力がついてきたチームに、さらに有望な新人が加入しました。
──7名が新人で、もう一度、チームの基盤づくりに取り組んでいます。完成度は低いかもしれませんが、きちんと基盤づくりを行っていけば、どこかの段階で「実り」を実感できるのではないかと思っています。

Q:大幅な選手の入れ替えがありましたが、高田選手が核となり、赤穂(さくら)選手も頼りがいが出てきたと思いますが?
──そうですね、プレータイムが長くなり、高い確率でシュートを決めています。日本代表での経験も含め、もう若手ではなく中堅として活躍してくれるはずです。リーグを代表するセンターになってほしいですね。他にも赤穂(ひまわり)、畠中、田村ら期待する選手が加入しました。

Q:昨シーズンよりサイズアップされた印象ですが?
──180㎝台が6名になりました。これまでは4番、5番まででしたが3番も高さで優位性が期待できます。これまでとは少し違ったバスケットが展開できるかもしれません。これまでに培ったチームの強みではなく、新たなチームをつくるつもりでトライしたいと思います。