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2017年9月30日(土)特集

第19回Wリーグ ヘッドコーチインタビュー vol.10 (アイシンAW)

【アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス 一色建志ヘッドコーチ】

Q:昨シーズンをふり返ってみると、思ったよりも勝ち星を伸ばせなかった印象ではないでしょうか?
──ベテランが引退し、メンバーが11名になりました。シーズン当初のトヨタ紡織戦、トヨタ自動車戦で良いゲームはできたんですが、勝ち切れずリズムに乗り切れなかった感じですね。

Q:苦しいシーズンでしたが、その中で成長を感じた選手、いい働きをした選手は?
──これまで出場時間が短かった選手たちに期待しながら起用しましたが、センターの白、フォワードの板谷、ガードの酒井など頑張ってくれました。

Q:馬瓜選手が抜けましたが、有望な新人選手が加入しました。
──確かに彼女が抜けた穴は大きいですが、逆に頼り過ぎていた面がありました。今は全員で点を取りに行き、全員でリバウンドに飛び込む、そういう意識が強くなっているので、そこをプラスにしていこうと思っています。各選手が自覚を持ってプレーしています。

Q:U-19日本代表の3選手、実績のある近平選手も移籍してきましたが、手応えはいかがでしょうか?
──25歳以上の選手が5名だけで、さらに若手主体のチームになりました。チーム全体で底上げをしつつ、勝利をつかむことで自信をつけてくれればいいと思っています。ただ、ルーキーたちはこれまでとは違った環境になり、多少迷いを感じているかもしれません。そこは、先に名前を挙げた3選手も含め、昨シーズンからのメンバーたちとプレーする中で、各々が持ち味を発揮できるような指導を心がけています。

Q:選手層が厚くなったということですね。
──センターでいえば白、近平、濱口。フォワードは板谷、滝井、宮下。1番2番は若手とベテランが競い合っています。今シーズンは、かつてアンダーカテゴリーの日本代表を指揮していた当時を思い出し、選手の長所を引き出しことに力を注ぐようになりました。昨シーズン以上の成績を残すこと、さらにベスト8以上に入って自信をつけられれば、もっともっと伸びる選手たちだと確信しています。

Q:ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
──1つでも多くの勝利を目指すのはもちろんですが、チームワークの良さや雰囲気の良さ、真摯に取り組んでいる選手たちの姿も観ていただきたいと思います。