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2017年10月1日(日)特集

第19回Wリーグ ヘッドコーチインタビュー vol.12 (トヨタ紡織)

【トヨタ紡織 サンシャインラビッツ 中川文一ヘッドコーチ】

Q:昨シーズンをふり返っていただけますか? 少しずつチーム力はアップしていると思いますが?
──内容的には少しずつ良くなっていると思います。昨シーズンは終盤でランクを1つ落としたのは残念でした。今シーズンはそうならないよう、確実に勝ち星を積み上げなければなりません。

Q:選手たちの成長ぶりはいかがでしょうか?
──「こういう選手になってほしい」というイメージはあるんですけど、まだもの足りないというか……特に「勝負に対するメンタル」ですね。技術的なレベルは上がっていますが、“自信”が持てないのかもしれません。どんな展開でも、勝ち切らなければ自信がつかない。上位チームともいい勝負ができるようになっているので期待しています。

Q:今シーズンもスピーディーな展開で勝負する?
──インサイドがまだ弱いので、機動力を活かしたバスケットで勝負しようと思います。ベテランに頼りがちですが、ベンチメンバーの意識も変わってきているので、そこで底上げができれば1つ壁を破れそうですが……成長してきた先輩たちを手本に、若手が頑張ってくれると思います。

Q:メンバーの入れ替えはほとんどありませんでした。
──加藤というユニバ代表の選手が加入しました。彼女は戦力として計算しています。ガード、フォワードは揃ってきていますから、後はインサイド。急に上手くなるわけではないので、時間をかけても育てたいと思います。幸いバスケットに専念できる環境が整いつつあり、選手たちも責任感と自覚を持って練習に取り組んでいます。

Q:名前の挙がった加藤選手のいいところを教えてください。
──ミスが少なく、バスケットの感性が高いので、先発の5人の中に入ってもいいハーモニーが生まれます。ディフェンスやリバウンドを頑張れる選手で、オフェンスの良いカタチをつくっていく感覚に優れています。課題があるとすればシュート。シュート力が備われば、もっと伸びていきますし、将来が楽しみな選手です。

Q:今シーズン、目標はベスト4ということになりますね? 
──あと一歩のところまで来ていますから、何とか残りたいですね。そのためにもレギュラーシーズンをしっかり勝ち抜きたいと思います。