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2018年5月3日(木)特集

第19回Wリーグ表彰者【コーチオブザイヤー】佐藤清美(JX-ENEOS)

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先月閉幕した第19回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!

「いつも通り、自分たちのバスケットをしよう─」

チームを見事優勝へ導いたJX-ENEOSの佐藤清美ヘッドコーチのコメントをお届けします。

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第19回Wリーグ アウォード表彰者コメント

【コーチ・オブ・ザ・イヤー】
佐藤 清美 (JX-ENEOSサンフラワーズ)
※2年ぶり5回目

──2シーズンぶりの采配でしたが振り返っていかがでしたか?
佐藤(以下、S):昨シーズンがとてもいい形(全勝優勝)で終わっていたので、モチベーションが下がるのではないかという思いがありました。そこでシーズン前、少し高めの数字「得点90点以上、失点60点以下」を目標として伝えたんです。この数字は、私が最初にヘッドコーチに就任した時に掲げたもので、年々達成率が下がっていました。ところが終わってみれば「得点89.2点、失点57.3点」でその差は30点以上。選手たちはモチベーションもパフォーマンスも、とても良かったシーズンだったと思います。

──その手応えを感じたのが、シーズン前の「サマーキャンプ」だったとお話しされていましたが?
S:日本代表組に関しては、年々キャリアを積んでいるので、まったく心配していませんでした。残ったメンバーがどのくらいやれるのか、そこに注力しましたが、いい結果を残してくれたんです。# 0吉田、# 10渡嘉敷がいない中、韓国に遠征して3試合を戦い、その結果も満足できるものでした。

──ベンチメンバーの成長に手応えを感じたわけですね。
S:皇后杯も獲りましたが、チームとしてディフェンスが良かったと感じています。あとは「一発勝負」のプレーオフがどうなるか、その戦い方を考えて備えなければいけませんでした。ある意味、これまでの競技方法に置き換えれば1勝1敗、2勝2敗で迎えるラストゲームに当たる。これまでそういう経験はありませんでした。独特の緊張感があるかも知れないので、そこは気をつけていました。ただ、特別な指示はせず「いつも通り、自分たちのバスケットをしよう」ということ。それは選手たちもわかっていましたから。

──確かに、セミファイナルの第1Qや、ファイナルの第4Qは相手のプレッシャーが強かったと思いますが?
S:確かにそうですが、試合全体を考えていますから、選手たちは焦ることはなかったですし、私自身、トータルの流れを見ながらメンバーチェンジなり指示を行っていました。チーム全体として落ち着いていました。繰り返しになりますが、シーズンを通してディフェンスが良かったことと、ベンチメンバーの成長があったこと、これらが二冠につながったと思います。

──来シーズンはいよいよ連覇の新記録が懸かっていますが?
S:まだそこまでは考えていませんが、やっぱりウチの選手たちは凄いなぁと、改めて実感しています(笑)


▼第19回Wリーグ アウォード表彰者一覧
http://www.wjbl.org/images/topics/1522051959319.pdf

▼第19回Wリーグ リーダーズ表彰者一覧
http://www.wjbl.org/images/topics/1520760549538.pdf