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2020年5月4日(月)特集

第21回Wリーグ表彰者【BEST5/C】髙田真希(デンソー)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

Wリーグ公式WEBサイト恒例企画!
第21回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者へ独占インタビューを敢行!
今シーズンの活躍の裏にあったそれぞれの想いに迫ります。

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第21回Wリーグ アウォード表彰者インタビュー



若手の成長に期待、でもまだまだ負けられない


アウォード【ベスト5/センター】部門
髙田 真希(たかだ まき)
(デンソー アイリス #8)
※4年連続8回目の受賞

──(延期になってしまいましたが)東京オリンピックを控えた、大事なシーズンだという意識はいかがでしたか。

「オリンピックは先のこととして、いつも通り、まずは自分たちのチームがチャレンジするシーズンだと考えていました。年が明けてからは“オリンピックイヤー”という響きが身近に聞こえたので、いよいよだなと感じることもあり、だからこそ今まで以上に成長しなければ、と思って臨んだシーズンでした」

 

──新しいヘッドコーチの下、どういう役割を任されていたのでしょうか。

「これまでと変わりはなく、得点やリバウンドでしっかり役割を果たして欲しいと。それも含め、自分なりには“リーダーシップ”を求められていると感じていました。試合を重ねるごとに、チームとして噛み合ってきましたし、練習で取り組んでいることを試合で発揮できれば勝てる、そう信じて良い方向に向かって行けたと思います」

 

──ベスト54年連続でもう8回目の受賞です。ここは髙田選手の持ち場ですね(笑)

「特にそういう意識はないんですけど、自分のプレースタイルというか持ち味を崩すことなく、どんな状況でも安定した結果を残したいとトライし続けています。その結果が受賞につながっていると思いますから、とにかく1試合1試合、自分のプレーを重ねていくだけです。ただ、1人の選手に偏るのはチームとしては良くありません。チームとしてはどの部門のスタッツも平均的に高いアベレージを残せるようになれば、安定感につながりますから、試合ごとに好成績を残す選手が入れ替わっているほうが良いと思います。そこは若い選手たちにどんどん出て来て欲しいですね。能力の高い選手が増えていますし、そう感じれば感じるほど、逆に自分も“負けたくない”という気持ちになりますから」

 

──ここ数年、インサイドは髙田選手、渡嘉敷選手が表彰されています。同じ質問をしていますが、渡嘉敷選手の凄いのはどんなところだと思いますか?

「誰もが認める凄さがあるので、改めて言葉にしなくていいと思いますが、目に見えないところ、先を読むプレーや頭を使ったバスケットができる。その点では、これまで見てきた選手の中でもズバ抜けています。身体能力はもちろんですが、バスケットの理解力というか、先を読む力であったり、状況判断であったり、周りを活かす能力などを備えていなければあれだけの活躍はできないでしょう。それが年々良くなっていて、リーダーシップにもつながっています。まだまだ競い合っていきたいですし、Wリーグでも日本代表でも、先頭に立って一緒に引っ張って行ければいいなと思っています」