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プレーオフ・ファイナル開催に先立ち、両チームのヘッドコーチ・選手出席の下、記者会見を行いました。
ヘッドコーチコメントを掲載します。

【JX-ENEOSサンフラワーズ　佐藤 清美 ヘッドコーチ のコメント】

——最初に、セミファイナルの振り返りとファイナル出場を果たされた感想をお聞かせください。

苦戦はしましたが2試合で終わることができたのはコンディション調整という意味ではすごく良かったのかなと思います。ただ2試合ともターンオーバーが18本ということでそこを修正しなければならないということと、インサイドに頼りすぎてアウトサイドのプレーがなかったというところは反省材料かと思います。しかしそんな中でもファイナルステージに残れたということでほっとしています。

——相手チームは、リーグ戦では２勝１敗と勝ち越しているデンソーとなりましたが、接戦の試合となることもあり、一筋縄ではいかない手ごわい相手かと思います。連覇を狙うために必要な条件、というのは何だと思われますか？

デンソーさんは髙田選手を中心にしながらもアウトサイドの選手もそろっていますので、そこをどういうふうに抑えていくかが課題になると思いますが、まずは自分たちのバスケットをしっかりやれるようにしていきたいと思っています。

——相手のデンソーで注意したい選手を挙げてください。

ここにいらっしゃる髙田選手とアウトサイドの藤原選手を注意したいと思っています。

——ご自身のチームで期待している選手を挙げていただけますか。

ここにいる(笑)、新原と渡嘉敷に期待したいと思っています。

——では最後に、ファイナルに臨む意気込みをお聞かせください。

　やはりこのステージに来た以上は、6年連続の優勝目指してがんばっていきたいと思います。


【デンソーアイリス　小嶋 裕二三 ヘッドコーチ のコメント】

——最初に、セミファイナルの振り返りとファイナル出場を果たされた感想をお聞かせください。

　昨日終わったばかりで正直なところセミファイナルを突破したという実感があまり湧いていないのが現状です。これから延長戦が始まるのではないかというような夢を見ましたし、いい形でセミファイナルを突破したと思いますが、これで満足せずにもう一つ上を目指したいなと考えています。

——今シーズンのJX-ENEOSにはリーグ戦では負け越しているものの、オールジャパン（63-67で敗戦）も含め、ほとんどが接戦の試合でした。平均得点が75点近いJX-ENEOSを50点台から60点台に抑えているというのは、小嶋ヘッドコーチの目論見通りの試合展開になっていたのかなと思いますが、このファイナルでの戦い方のポイントはどこになると思われますか?

　目論見としては80点台で競い合う試合をしたいのですが、今年はかなりディフェンスを頑張れているのでJX-ENEOSさんのオフェンスをできる限り抑えてロースコアに持ち込むしか我々の勝機は見いだせないなと考えています。ですので、ディフェンスとディフェンスリバウンドをきっちり取ってオフェンスにつなげていくのを徹底することが大事になってくるかと思います。

——相手のJX-ENEOSで注意したい選手を挙げてください。

　やはりJX-ENEOSさんは優秀な選手ばかりですので全員をマークしなければならないと思います。しかし全員をいっぺんにマークするのは難しいのでその時と状況に応じてシフトしていかなければいけません。その中でもやはり渡嘉敷選手、間宮選手のインサイドは強烈ですし、アウトサイドの選手も速いので、そういったところ一つ一つをマークしなければいけないなと思います。

——ご自身のチームで期待している選手を挙げていただけますか。

ここにいる髙田、藤原にはもちろん頑張ってもらわなくてはいけませんが、セミファイナルを通して中堅どころの伊藤、牛田あたりがだいぶ自信をつけてきていると思いますので、今度はファイナルの場でもいい働きをしてもらいたいと思っています。