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2014年10月21日(火)特集

第16回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol7

トヨタ紡織サンシャインラビッツ  中川文一ヘッドコーチ

Q:昨シーズンを振り返って、「良くなったところ」「物足りなかったところ」を教えてください?
──前シーズンより勝ち星が増えたのは良かったと思います。オフェンス、ディフェンスともまだまだ安定感に欠けるのですが、「何としてもディフェンスを頑張ろう」と強調したことで、選手たちの意識が変わってきたと手応えを感じました。シーズン終盤にかけては上位チームを相手に最後まで粘れるようになり、皆が少しずつ自信を得たのではないでしょうか。ただ、得点が伸びず、勝ち切れなかったのは、今シーズンの課題として取り組みたいと思います。
Q:得点力アップのために必要なことは何でしょうか?
──オフェンスは一人一人の意識を高めていかなければなりません。ゴールに向かう気持ちがなければ、相手に楽に守られてしまう。パッシングでボール動かしながらも、チャンスを逃さず積極的にシュートを狙う、気持ちの強さが必要なんです。1on1からの得点力を上げること、これをテーマのひとつにして、練習に取り組んでいます。個々の意識改革がなければ、チーム力アップにつながりません。
Q:チームを率いて3シーズン目の目標は?
──努力目標として、『最善を尽くして完璧なプレーを目指す』と掲げました。すぐに結果が出るわけではありませんが、チーム全体で意思統一を図り、全員で常に上を目指さなければ進歩はありません。私自身、試行錯誤を重ねながらのチームづくりですが、過去2シーズンの成果をベースに、さらにもう一歩前進したいと思っています。具体的な目標を挙げるとすれば、勝率5割、上位チームからの勝利です。日々成長できるチームをつくっていきたいと思います。