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2014年10月20日(月)特集

第16回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol6

三菱電機コアラーズ 山下雄樹ヘッドコーチ

Q:昨シーズンは21勝12敗で6位となりました。悔いが残るとすれば?
──ベスト4(プレーオフ進出)を逃したこと。要因のひとつが延長戦で3敗したことです。ここであと1つ勝っていれば、どうなったかわかりません。技術的に足りないところがあったかも知れませんが、それよりはメンタル面。そして、経験不足が勝負どころで出てしまいました。
Q:今シーズンは、足りなかったところをどのように補っていきますか?
──悔しい結果だったんですが、今はプラスに考えています。選手たちは良い経験をしました。悔しさをバネに、さらに成長してくれるでしょう。このような経験がなければ、もうあと一歩の頑張りが利きません。それは練習だけでは解消できないんです。
Q:今シーズンは日本代表に3選手が招集され、チームづくりが難しかったのでは?
──それも前向きにとらえています。代表に選ばれた選手たち( #3 宮元美智子、 #24 王新朝喜、 #45 渡邉亜弥)は、それだけ力があるということ。国際大会で海外のチームと試合をすることで、得難い経験を積んでいるはず。その経験をチームに持ち帰ってくれれば良いと思っています。また、代表不在の間は、残った選手たちが切磋琢磨し、戻って来てもポジションはないよ、というぐらい競争心を養って欲しい。
──その成果は出ていると感じていますか?
Q:まだまだ、これから(笑) 今シーズンは #11 佐藤梓をキャプテンに、 #12 風間緑を副キャプテンにしました。彼女たちがリーダーシップを発揮して、チームを引っ張ってくれるようになれば、全体的に成長できると確信しています。持ち味の攻撃的なプレーで、是が非でもベスト4入りを目指します。