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2014年10月23日(木)特集

第16回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol9

アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス 李 玉慈ヘッドコーチ

Q:2004-2005シーズン(シャンソン化粧品)以来、10年ぶりに日本でチームの指揮を執ることになりましたが?
──そうなりますか? Wリーグの試合は時々来日して観ていましたが、詳しい情報は持っていませんので、私自身、新たなチャレンジになります。
Q:チームに合流したのはいつからでしょうか? チームの印象は?
──5月1日から一緒に練習しています。最初に感じたのは「可能性があるチーム」だということ。練習に取り組む姿勢や、チーム全体の雰囲気がとても良いと感じたんです。その後、練習試合などを重ねるうちに課題が見えてきました。まずは体力をつけなければいけない、そう思っています。
Q:豊富なキャリアをお持ちですが、ゼロからチームづくりを行う上で大事にしていることは?
──バスケットボールはチームスポーツですから、「ファミリーのように」なることを大切に考えています。ですから、選手たちとよく話をし、スタッフたちともお互いの考えを理解し合わなければなりません。その上で、技術的なことや戦術など、チームが目指すバスケットを指導していきます。
Q:どんなバスケットを展開したいと考えていますか?
──しつこい守り、徹底したディフェンスから展開される速攻を中心にチームづくりに取り組んでいます。各ポジションとも、個人のレベルアップを図らなければなりません。そのためにも体力アップは欠かせません。また、特にガードの選手の育成を目指しています。試合が始まれば、コート上にコーチはいません。その代わりをポイントガードが務めることになるからです。「勝つことは楽しい」のですが、「負けない喜び」もあります。その意識を、チームに浸透させたいと思います。