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2015年1月22日(木)特集

第16回Wリーグ・プレビュー/北の大地で

 前節までの首位デンソーがシャンソンに敗れ、富士通(14勝2敗)が首位に立ちました。2位・JX-ENEOS(12勝2敗)、3位・トヨタ自動車(13勝3敗)、デンソー(13勝3敗)は4位まで転落するという、まさに「戦国」状態のWリーグです。

 日本全国でリーグ戦を展開するWリーグですが、今節はそれを象徴するように、「北は北海道、南は沖縄までの日本全国でリーグ戦が行われます。

 北海道では、首位・富士通vs 4位・デンソーの好カード(1/24(土)旭川市総合体育館、1/25(日)ケーズデンキ月寒ドーム)、さらに三菱電機vs羽田の試合も、1/24(土)・25(日)の両日、帯広市総合体育館で行われます。
 そして沖縄では、2位・JX-ENEOSvs7位・トヨタ紡織の対戦が予定されています(1/24(土)・25(日)沖縄市体育館)。

 今節の注目カードは、首位・富士通vs 4位・デンソー。
 注目選手は、富士通 #10 町田瑠唯。地元北海道の札幌山の手高時代に、チームメイトの #0 長岡萌映子とともに高校3冠を達成。富士通入団1年目から、次代を担う期待のPGとして起用されるもののWリーグのレベルの高さに苦戦していました。しかし昨シーズン、スタメンとして定着すると、今シーズンも全試合先発出場。1試合当たりのアシストは昨シーズンの4.06本から5.75本、得点も5.96点から7.63点と伸ばし、富士通躍進の原動力となっています。#0 長岡と共に地元への凱旋で強敵デンソーを破ることができるのか?
 対するデンソーでは、#13 伊集南。沖縄県出身、筑波大学からデンソーに入って2年目の選手です。昨シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーにも選出された好選手です。今シーズンは途中でケガをした #14 大庭久美子に代わってスタメンを務め、沖縄選手独特のリズム感で相手チームを翻弄しています。

 日本全国の北から南から優れた才能の集まるWリーグ。各選手が故郷の誇りを胸に戦います。富士通が連勝してデンソーを突き放すか? それともデンソーが連勝して富士通を首位の座から引きずり下ろすか? 熱い戦いを会場でご確認ください。

(写真左・富士通 #10 町田瑠唯選手/右・デンソー #13 伊集南選手)