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2015年5月12日(火)特集

第16回Wリーグ・受賞者コメント/ リーダーズ・アシスト部門

富士通レッドウェーブ #10 町田 瑠唯(初受賞)

Q:ポイントガードとして、アシスト部門の受賞は嬉しいことかと思いますが、いかがですか?
──このタイトルを獲れたのは、自分のプレーがどうこうというより、チーム全体のシステムが変わったことが大きいと思います。トランジションを速くし、ファーストブレークで前を走る選手がいてくれるのでパスが出せる、そんな状況だったからだと思います。特に意識していたわけではありませんし、周りの選手がしっかり得点を上げてくれた結果だと感謝しています。皆が切れ目なく動いてくれるからアシストパスが出せるんです。

Q:確かに今シーズンはファーストブレークが多くになりましたね。
──BTテーブスHCのシンプルな考えがチームに浸透し、それがうまく行ったと思います。ブレークが増えたのと、チームの状況が良い時は全員がゴールに向かう気持ちが出ていました。ただ、受け身になるとボールだけが回っている状況になってしまうので、そういう時は自分でドライブしてディフェンスを崩したり、周りの選手のスペースをつくったり、というプレーを意識していました。空いていれば自分でシュートを狙い、アシストするにしても、パスを受けた選手がタフショットにならないようなプレーができていたのが好結果になったのかも知れません。

Q:要は攻め気が大事ということでしょうか?
──そうですね。今シーズンを振り返れば、自分がやりたいバスケをやらせてもらったと思いますし、バスケが楽しかったです。速いゲーム展開の中で、皆が動いてチャンスをつくり出すバスケットです。ファイナルは3連敗で、とても悔しい終わり方でした。この悔しい経験は決して忘れません。チームは良い方向に向かっていると手応えを感じていますから、来シーズンは頂点に立ちたいと思います。