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2015年10月3日(土)特集

女子日本代表、オリンピック出場記念インタビュー vol.5

山本 千夏(富士通 レッドウェーブ #15)
 
Q:今大会は途中からスタートで起用さました。プレッシャーはありましたか? それともチャンスが巡って来たと?(笑)
──予選リーグの中国戦からだったので、もうプレッシャーしかなかったです。
 
Q:スタッツを見ると得意の3ポイントが決まっていませんね?
──3ポイント自体、大会に入ってからあまり調子がよくなかったんです。ただ、試合後に内海ヘッドコーチや梅嵜コーチから、「ディフェンスは良かったから結果は気にせず、3ポイントはどんどん打て」とアドバイスをいただいたんです。自分としてはやはり気にしていましたが、その言葉でずいぶん気持ちが楽になりました。
 
Q:優勝が決まった瞬間はいかがでしたか? 喜び爆発?
──準決勝、決勝は3ポイントを決めることができたので……。大会を通しては「アウトサイドが今ひとつだったかな」と反省があり、悔しいです。
 
Q:大会前のコンディションはいかがだったんでしょうか?
──絶好調でした。良かったんですけど……現地入りしてからは感覚がちょっと違って、気にし過ぎたところがあったかもしれません。
 
Q:日本代表でオリンピックを目指すのは初めてですよね、モチベーションは上がりましたか?
──“オリンピックに行きたい!”っていう気持ちは強かったんですが、大会が近づくにつれて緊張感が増してきたというか……。その緊張とプレッシャーは準決勝にピークが来ちゃった感じでした。もうMAX、やっぱりその日はダメで。でも、富士通のチームメイトが4人いて心強かったですね。
 
Q:準決勝を勝ち上がることができ、その分、決勝戦は調子が良かった?
──開き直れました。チーム全員で良い展開に持ち込むことができました。フル代表で中国と対戦するのは初めてで、とにかく「サイズがあって、強い」というイメージしかなかったんです。それが20点差とかになって…“ウソだ!?”って思ったぐらい(笑)
 
Q:最後の瞬間は?
──ベンチにいましたが、終了のブザーが早く鳴らないかって思っていました。勝った瞬間は、嬉しいのは嬉しいんですが信じられない気持ちが強くて……。オリンピックが決まったというのが信じられなかったですね。なかなか実感は湧かなかったです。
 
Q:今はもう喜びを噛みしめたと思いますが、もうすぐオリンピック目前のWリーグです。どういう気持ちで臨みますか?
──オリンピックに向けてアピールが必要ですし、個々のレベルアップが必要だと思います。個人的にももっと成長しなければ選ばれませんから、目の前のリーグを全力で頑張りたいです。