日 時:2012年10月21日(日)
大会名:12-13 Wリーグ レギュラーシーズン
会 場:南アルプス市櫛形総合体育館
TEAM 1st 2nd 3rd 4th TOT
山梨 13 23 12 18 66
トヨタ紡織 24 16 17 11 68

主審:吉田 憲生
副審:田久保 藍子/田島 寛治

【トヨタ紡織が逃げ切り勝ち!】

1Q:両チームともマンツーマンディフェンスでスタート。昨日と大幅にスタメンを入れ替えた山梨は人とボールがよく動き、そこから生まれたズレをうまく突いて積極的に攻撃を仕掛けていく。守備でも戻りを速くして速攻を出させない。対するトヨタ紡織は持ち味のスクリーンを主体とした攻撃からドライブの合わせを交えてゴールを奪っていく。攻撃は仕掛けるもののゴールに嫌われ続ける山梨に対してトヨタ紡織は#1岡田や#21渡邊を中心に確実に加点していく。山梨は残り4分43秒でタイムアウトを取りディフェンスをオールコートマンツーマンにチェンジ。その後もトヨタ紡織は加点していき点差が離れかけたが、山梨は終了間際オールコートディフェンスが機能してターンオーバーを誘発し、そこから連続得点を挙げる。24−13、トヨタ紡織リードで終了。

2Q:立ち上がり、山梨のプレッシャーマンツーマンディフェンスがうまく機能し、トヨタ紡織に得点を許さない。たまらずトヨタ紡織は残り7分33秒に タイムアウトを取り、ディフェンスをゾーンに変える。しかし山梨の勢いは止まらず、#11長内を中心にジリジリとトヨタ紡織に迫る。トヨタ紡織は#33長部と#1岡田が着実に加点し、ディフェンスもマンツーマンに戻して守備を強固にしていく。残り1分3秒、なんとか食らいつきたい山梨はタイムアウトを取り、#1岡田を#1二宮がフェイスガード気味に守って得点源を止めにかかる。終了間際、またも山梨のオールコートディフェンスが効果的に働いてターンオーバーを誘発して連続得点を決める。40−36、トヨタ紡織リードで終了。

3Q:序盤、山梨のオフェンスがうまくいかず、トヨタ紡織がパスカットからのブレイクで連続得点を奪う。たまらず山梨はタイムアウトを取って立て直しにかかる。その後、両チームとも守備がうまく機能し、中盤は互いに無得点の時間が経過する。終盤山梨は#2岡田のポストプレイや#3金原の1on1、#11長内のランニングプレーで追いすがる。トヨタ紡織はスクリーンからアウトサイドを主体に攻めるがなかなかシュートが決まらない。しかし要所で#0池田、#1岡田の3ポイントが効果的に決まり、57−48とトヨタ紡織がリードを広げて3Q終了。

4Q:序盤は互角の展開。トヨタ紡織はシュートを放つも入らず、オフェンスリバウンドで圧倒的に有利に立つも得点を決められない。山梨もシュートミスが目立ち膠着状態が続く。この流れを何とか打開したい山梨は残り5分38秒でタイムアウト。その後、#1二宮の効果的な攻撃でジリジリと差を詰めにかかる。流れが来ないトヨタ紡織は残り4分6秒にタイムアウトを取ってインサイドを中心とした攻撃でとどめを刺そうとするがうまくいかない。逆に終盤に入ると山梨は#2岡田のパワープレーからのフリースローや#3金原のミドルシュートで3点差まで詰め寄る。トヨタ紡織は残り1分38秒にタイムアウトを取るも突き放せず終了間際まで一進一退の攻防が繰り広げられた。残り8秒7、66−68と2点ビハインドで山梨ボールのところで山梨はタイムアウトを取り、ラスト1プレイに勝負をかけたが痛恨のラインクロスのターンオーバー。トヨタ紡織はその後山梨の激しいディフェンスをうまくかわし68−66、2点差でトヨタ紡織が逃げ切った。山梨の激しいディフェンス、トヨタ紡織の#1岡田と#33長部を中心とした得点力などたいへん見応えのある試合だった。