日 時:2013年3月16日(土)
大会名:12-13 Wリーグ プレーオフ/ファイナル
会 場:仙台市体育館
TEAM 1st 2nd 3rd 4th TOT
トヨタ 26 12 12 24 74
JX 21 24 18 18 81

主審:大野 健男
副審:平 育雄/須黒 祥子
コミッショナー:丹後 正昭

【JXが2連勝で王手!】

1Q:両チームともマンツーマンでの立ち上がりとなる。トヨタは序盤、#2川原の3P、#15池田のドライブなど連続で加点し、開始3分半で16−5と11点リード、第1戦から見違えるような素晴らしい立ち上がりを見せる。一方のJXは、#1大神、#12吉田らがトヨタの激しいディフェンスに苦戦する。特に、自慢のインサイド陣にボールが入らず、ターンノーバーが重なる苦しい立ち上がりとなる。ピリオド中盤、トヨタはディフェンスを2−3ゾーンとマンツーマンをスイッチングしながら、更に突き放そうとするも、JXのインサイド陣が徐々に機能し始め点差を広げるには至らない。逆にJXは、#10渡嘉敷がリバウンドで強さを見せ、少しずつ点差を詰めていく。終盤、トヨタは#22森、#23鈴木らのインサイドで加点、一方のJXも#1大神の連続シュートで加点し、26−21とトヨタ5点リードで第1ピリオドを終了する。

2P 両チームともマンツーマンでの立ち上がりとなる。トヨタは、このピリオドのスタートから#12矢野を起用し、ファイブアウトの状態を作る。これがJXのディフェンスに対してスピードのミスマッチを生み、#12矢野のドライブイン、#23鈴木の3Pなどで加点し点差を広げる。対するJXは、トヨタのディフェンスに対しボール回りが悪く、1対1からの難しいシュートを強いられる苦しい展開が続く。それでもJX#21間宮、#10渡嘉敷らが、着実にディフェンスリバウンドを拾い、またインサイドで加点し、徐々に点差を詰める。ボールが良く回り始まったJXは、残り3分30秒#5岡本の3Pで追いつくと、#10渡嘉敷、#21間宮らがインサイドで得たファウルからのフリースローを着実に沈め、一気に点差を広げる。なんとかついて行きたいトヨタではあったが、ガード陣のファウルトラブル、ターンオーバーから失点するなど、苦しい展開が続く。45−38とJX7点リードで第2ピリオドを終了する。

3P 両チームともマンツーマンでの立ち上がりとなる。トヨタは、#22森、#25久手堅らが好機を演出するも、イージーなショットをミスし加点できない。この間にJXは、#12吉田が自在に動き回り、#1大神、#10渡嘉敷らが着実にシュートを決め、点差を広げる。残り5分、JX#12吉田が4ファウルとなり、ベンチに下がる。これを機に点差を詰めたいトヨタは、#22森、#2川原らが連続で加点するも、JX#1大神の1対1から#21間宮らが加点する展開を止めることが出来ず、入れ合いの展開となる。63−50とJX13点リードで第3ピリオドを終了する。

4P 両チームともマンツーマンでの立ち上がりとなる。早めに点差を詰めたいトヨタは、メンバーを細かく交代し、好機を窺う。#23鈴木らが果敢に外からのシュートを狙うも、決めきれない展開が続く。一方のJXは、#2木林を投入し、スモールラインナップを形成するも、点差を開くには至らない。残り7分、JXは#12吉田をコートに戻すと、自らの得点、#10渡嘉敷とのホットラインなど、自在な展開で圧倒し点差を広げる。ゲーム終盤、トヨタは#14冨崎、#12矢野らが連続して3Pを沈め追いすがるも、追い付くことなく試合終了。
結果、#10渡嘉敷のインサイドでトヨタを圧倒したJXが、81−74で勝利し、シリーズ2勝。5連覇まであと1勝とした。