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2016年2月5日(金)特集

第17回Wリーグ・プレビュー/正念場

 第17回Wリーグ・2次ラウンドは僅か3節の短期決戦。下位リーグは6チームで争っており、クォーターファイナルに出場できるのは3チーム。前節までの結果でトヨタ紡織が4勝を挙げてクォーターファイナルの出場を決定しています。そして残念ながら日立ハイテクと新潟は4敗を喫し、出場の可能性が無くなりました。残るアイシンAW(3勝1敗)、三菱電機(3勝1敗)、羽田(2勝2敗)の3チームが、クォーターファイナル出場権を巡って今節正念場を迎えます。
 
 決定パターンは3通り。①羽田が負けるとアイシンAWと三菱電機がクォーターファイナル進出、②羽田とアイシンAWが勝つと、羽田とアイシンAWがクォーターファイナル進出、③羽田が勝ってアイシンAWが負けた場合は、アイシンAW、三菱電機、羽田の3チームが勝率(全試合3勝2敗且つ3チーム間1勝1敗)で並びますので、3チーム間の2次ラウンドでのゴールアベレージ(以下GA:得点を失点で割ったもの)の高い順で進出チームが決まります。現時点でアイシンAWは両チームとの対戦を終えており、3チーム間のGAが0.907ですので、羽田は三菱電機に勝った時点でGAは0.958以上になりますからクォーターファイナル出場が決定。三菱電機もアイシンAW戦で17点差をつけていますので、大敗しなければGAは1.0を上回る可能性が高い状況です。
 
 クォーターファイナルを賭けて三菱電機と羽田が直接対決です。
(2/6(土) @シティホールプラザアオーレ長岡)
 
 注目選手は、三菱電機 #4 根本葉瑠乃。常葉学園高出身2年目のフォワードです。1次ラウンドでは20試合中先発出場は9試合でしたが、2次ラウンドに入ってから全試合先発出場。期待に応えて2次ラウンドでは1試合平均14.75得点。チームの得点源となっています。このチャンスを活かして、一気にレギュラーを掴む勢いです。
 
 対する羽田では #77 柳瀬さつき。専修大出身のルーキーガードです。こちらも1次ラウンドでは20試合中5試合の先発出場でしたが、2次ラウンドに入ってスタメンを確保。1試合平均得点も3.80から7.25と伸ばしています。
 
 リーグ戦を通じて経験を積んだ選手が一気に飛躍するのも後半戦の見どころです。果たしてどのチームがクォーターファイナルの切符を握るのか?その切符をもたらす活躍をする選手は誰なのか?いよいよ最終節です。選手たちの熱いプレーをお見逃しなく。

(写真左・三菱電機 #4 根本葉瑠乃選手/右・羽田 #77 柳瀬さつき選手)