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2016年10月15日(土)特集

第18回Wリーグ・ヘッドコーチインタビュー vol.6

開幕週は、あと一歩で勝利に届かなかった(対トヨタ紡織)アイシン・エィ・ダブリュ ウィングスは、本日・明日と静岡にてシャンソン化粧品と対戦。勝利へ向けて、シーズンへ向けての抱負をヘッドコーチインタビューにてご覧ください。

アイシン・エィ・ダブリュ ウィングス
一色建志 ヘッドコーチ

Q:トップリーグでは初めての采配ですが、意気込みをお聞かせください?
──女子ジュニア代表の専任コーチを務めていた際に、代表の内海さん(知秀)の練習を見学し、勉強させていただきました。その通りにはいかないかもしれませんが、持てるものをすべて発揮して選手たちに浸透させられればいいかな、と考えています。

Q:実際に練習をスタートさせて、チームの印象はいかがでしたか?
──選手たちの運動能力は高いと感じています。フィジカルは鍛えられています。ただ、プレーの選択をいうか、バスケット自体が未完成というか……無理に行ってみたり、消極的になってみたり。個々の能力はあるけれどもチームとしては物足りない感じでしたね。
 
Q:具体的にはどういったところでしょうか?
──例えばコーチが1つ、2つの選択肢を与えて、「他にどんなプレーが考えられる?」と選手たちに聞くんです。ベテランは答え返ってきますが、若手はそうはいかない。選択肢が増えた時にミスをしたり、躊躇したり……迷ったら無理をしなくていいし、一旦、プレーを止めてもいい。別の選択肢を選んだら、それを思い切ってやってほしいんです。それでミスをしても反省材料にすればいいし、その積み重ねが「経験」になる。テクニックやスキル、積極性などメンタル面を注意してチーム力を育てたいですね。

Q:期待する選手はいかがでしょうか?
──アウトサイドはキャプテン田中と奥原。新人の遠藤が一皮、二皮むけてくれればと思います。馬瓜がフォワードっぽいプレーを覚えてきていますから、あとはシュートの確率を上げること。
選手たちには、他チームのベテランやスター選手と勝負するのではなく、自分たちがやってきたことを精一杯出そうと言っています。練習してきた“ナイスシュート、ナイスディフェンス、ナイス速攻……”をコートで披露してほしい。その延長上に勝ち負けがあり、1+1が2ではなく、3にも4にもなるんだと話しています。今シーズンは新しい選手がどんどんコートに立ちますから、楽しみにしてほしいですね。声援よろしくお願いします。