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2017年3月8日(水)特集

【ファイナルの展望 OGの目・永田睦子さん】

プレーオフ・ファイナルの展望をOGに語っていただくシリーズ、最終回はシャンソン化粧品OGの永田睦子さんです。

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リオデジャネイロオリンピックの興奮をそのままに、
10月に開幕した第18回Wリーグもいよいよファイナル。
JX-ENEOSが31連勝と圧倒的な強さで無敗のまま走り続けようとしている。

今回のファイナルは佐賀→熊本の九州シリーズから始まる。
両県とも初のファイナル開催で楽しみにしているファンも多いはずだ。

昨年4月の震災で大変な被害を受けた熊本は
体育館が避難所となり、練習どころではない。
そんな経験をしたこどもたちも目を輝かせて、選手たちを待っているだろう。


リーグ8連覇中の女王JX-ENEOSはリオデジャネイロオリンピックの主力メンバー、BIG3の#0吉田、#21間宮、#10渡嘉敷に加え
#52宮澤の3Pという新たな武器を得て、更にパワーアップ。
昨シーズンまではスリーは#11岡本のみ、と見られていた部分があるが
今シーズンは#23大沼、#2木林も積極的にチャレンジしている。
新人王#1藤岡の鋭いドライブからのアシストにも注目だ。

爆発力のあるオフェンスだけではなく、
隙あらばダブルチームを仕掛け、スティールを狙う攻撃的なディフェンスに苦しんだチームも多いはずだ。

オリンピックが終わった年、主要メンバーを抱えるチームは調整が遅れたり
モチベーションの維持が難しいという印象があったが
そんな事を抱えていないかのように強い。

今シーズン無敗のJX-ENEOSに死角はあるのか?

対してリーグ2位のトヨタ自動車はクォーターファイナル、セミファイナルとも2勝1敗と苦しい勝ち上がり。
セミファイナルでは経験豊富なベテランの#12矢野、#1大神のプレーが光った。
スタートで出ても、控えで出てもそれぞれの時間で自分たちの仕事をする、
就任2年目のベックHCの戦術や「タイムシェア」が浸透してきたように見える。

対JX-ENEOSとなるとクローズアップされるのは3Pだがファイナルに向かうにつれ精度を増してきたリオ五輪メンバーの#24栗原、#20近藤、今シーズン躍進の#7水島がどれだけシュートを沈めることができるか、
控えガードの#25久手堅、センター陣の#22森、#13馬の踏ん張りにも期待がかかる。

圧倒的な得点力を誇るJX-ENEOSに対してどういうディフェンスをしてくるのか、どのタイミングで仕掛けてくるのか注目したい。

ファイナルではもう一段階「ギア」を上げてくるJX-ENEOSが全勝で9連覇を決めるのか、
トヨタ自動車が4年ぶりのファイナルの舞台で輝きを放つことができるのか。

18th Wリーグファイナル第一戦、
3月8日 19:00 TIP OFF

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JX-ENEOSが9連覇を達成するのか、トヨタ自動車が初優勝するのか
これからし烈を極める戦いにご注目ください!!