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2023年10月6日(金)特集

第25回Wリーグ HCインタビュー【富士通レッドウェーブ】

いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。

充実のラインナップで頂点へ駆け上がる



──当然、優勝を狙っていると思いますがシーズンに向けての準備はいかがでしょうか。
 今季については(昨季も同じでしたが)、目の前にある目標は優勝です。#7林(咲希)が加入し、#52宮澤(夕貴)はケガから回復しています。#10町田(瑠唯)も現時点では万全とはいえませんがチームの中心選手に変わりはありません。他にも2年目、3年目の選手たちや、#18藤本(愛妃)らが成長していますからチーム力アップは間違いないでしょう。
 プレシーズンは練習試合を増やしながら、実戦経験を積むよう心掛けました。それは主に若手選手のためで、彼女たちに自信をつけさせながらシーズンに向けて良い準備ができるようにという考えからです。例えば、#25内尾(聡菜)や#45伊森(可琳)はポジションを変えながら起用したり、#13安江(沙碧梨)ら若手のプレータイムを増やしたりチーム全体の底上げを図りました。さらにはコアになる選手たちのプレーを見極めなければなりません。開幕から良いリズムをつかめるよう準備を進めていきます。何よりもケガがないよう、チームコンディションには気を付けたいと思います。

──いい準備ができているようですが、不安に感じているところはありますか。
 気を付けなければいけないのは、代表活動で選手が抜けたときです……でも、それは代表選手を抱えるチームにとっては当たり前のことです。そこを計算に入れた上でチームづくりをしています。林が移籍してきましたが、宮澤、町田の3選手が揃って練習する時間はほとんどありません。それでもチームに与えるインパクトが違います。まさにトップレベルの選手。周りの選手に刺激を与え、チーム全体がいい影響を受けています。彼女が不在になるのはみんなわかっていることで心配はありません。今シーズンはどんな試合でも、どこが相手でも勝ち切ること。上位下位関係なく、負けないようにしたい。内容よりも、1点差でもいいから勝ちたい、そう思っています。

──来シーズンから2部制になりますから、なおさら勝つことにこだわりたい?
 そうですね、1つ1つの試合の価値が変わると思います。来シーズンのことを考えれば1勝の重みが違います。今シーズンのチームはいいロスターになったと思いますし、手ごたえを感じています。目標は優勝ですが、まずはプレーオフへ行くこと。レギュラーシーズンでできるだけ上位をキープし続け、さらに勢いをつけてプレーオフに臨みたいと思います。いつも熱心に応援してくださるレッドウェーブファンのみなさん、今シーズンも変わらぬ応援、よろしくお願いいたします。