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2023年10月4日(水)特集

第25回Wリーグ HCインタビュー【東京羽田ヴィッキーズ】

いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全14チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。

来シーズンを睨んだ大型補強で多彩な攻守を展開



──今シーズンはロスターが大きく変わりました。
 しっかり補強ができたと思っています。昨シーズンは一部の選手に負担がかかることがありましたが、今シーズンはみんなでシェアできるようになってきました。これまではサイズがない分、スペースを上手く使うバスケットがベースでしたが、#77栗林(未和)の高さや経験値を活かし、インサイドを使うバスケットもできると思います。これまでの良さを継続する場面もあれば、新加入の選手たちとの組み合わせを考えたバスケットを上手く使い分けられればと思っています。
来シーズンから2部制に移行しますが、上位リーグへの参加はみんなが目標にしています。そのためには今シーズン、なんとしても好成績を残さなければなりません。モチベーションはこれまで以上に上がっています。

──新加入の選手も含め、注目してほしい選手を教えていただけますか。
 5選手が移籍により加入し、アーリーエントリー2選手を含めれば7名が入ってきました。とはいえ、以前から展開しているヴィッキーズらしいバスケットは継続していきますし、そこは選手たちもよくわかっています。明るく楽しいバスケットをみなさんに観ていただきたいと思います。
チームの中心はPGの#12本橋(菜子)。もう1人のPG#10軸丸(ひかる)は昨シーズン、足首を痛めてから本来のパフォーマンスではありませんでしたが、今シーズンは安定感が増し、活躍を期待しています。この2人がチームをリードしていきますから、そこはぜひ観てほしいと思います。

──高さが加わった分、なおのことPGと他の選手との連係が重要ですね。
 そうですね、PGの2人は全面的に信頼しています。また、得点力の部分では#17千葉(歩)や#31髙原(春季)らが成長してきました。そうとなるとインサイド、PGとビッグマンのところでいかにオフェンスを組み立てられるかが重要になると思います。選手層が厚くなり、攻守ともにバリエーションが増えました。選手の個性を活かしていくことが私の仕事になります。

──考えるバスケット、萩原HCらしいバスケットをより進化させていくのが目標ですか?
 そうですね、チームであまり決めごとをするというよりは、選手がその場その場で「リード&リアクト」するバスケットが理想なので。選手の入れ替えがあった分、そこはまだ過程だと思いますが、必ず達成できるはずです。それも高いレベルで遂行できるようになるという期待があります。選手同士がお互いにやりたいことを理解し合えるよう、シーズンを通して追求したいと思います。最後になりましたが、これまで通りみなさんのサポートをお願いします。