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2024年4月14日(日)特集

『京王 presents Wリーグプレーオフ2023-2024』ファイナル第1戦 会見コメント

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『京王 presents Wリーグプレーオフ2023-2024』ファイナル 第1戦を終えたHCおよび選手の会見コメントを掲載しました。


デンソー アイリス

ウラディミール・ヴグサノビッチHC
今日(第1戦)はシンプルに、富士通の方がアグレッシブにプレーしていました。その勇敢なプレーのために、自分たちがターンオーバーを犯すことになってしまったと思います。富士通のアグレッシブさで自分たちのシュートが悪い選択になってしまいました。点差だけを見ると接戦だったように思うかもしれませんが、内容的にはまったく僅差ではなかったと思います。重要なリバウンドを取られてしまい、ビッグショットを決められてしまいました。本当に富士通の方が勇敢でしたし、それが7点差につながったと思います。
富士通の3ポイントを抑えて2ポイントを打たせるという戦術はまったく考えていませんでした。明日(第2戦)に向けては、試合に臨む姿勢を変えていかなければなりません。明日敗れるとシーズンが終わりますから、もう失うものはありません。自分たちも勇敢に、オフェンスをしっかり遂行して戦って行かなければならないと思っています。

#00 馬瓜エブリン
 今日(第1戦)は前半でしっかり相手をとらえることができず、少しペースに乗せてしまったというのがあります。後半はあと少しのところまで、自分たちのエナジーを出し切ることができました。最初に相手にペースを握られてしまった分、追いつくことができませんでしたがこのエナジー自体は高く維持して終われたと思うので、明日(第2戦)は良いゲームの入りができると思っています。
今日はリツさん(髙田真希選手)がファウルトラブルになってしまいました。ただ、シーズンの初めに、「リツさんだけに頼るのはもう止そう」とみんなに伝えていたので、ガクッと落ちたというのはなかったと思います。リツさんは明日、しっかりカムバックしてくれると信じていますし、誰かが良くても悪くても自分たちのプレーができると信じています。
今日は相手のディフェンスが良かったというより、単純に自分たちのオフェンスとディフェンス、バスケット全体が悪かったのが問題だと思っています。明日は相手のディフェンスに対応しなければなりませんが、相手のオフェンス、特にピック&ロールなどを抑えてからのブレークという自分たちのスタイルを出したいと思います。ディフェンスからのチームだと思っているので、そこを頑張りたいと思います。



富士通 レッドウェーブ

BT テーブスHC
 試合前はみんながどういうプレーをするのか、メンタル面が一番心配でしたが、それは問題ありませんでした。相手はディフェンスもオフェンスもしっかりやってくるチームなので、出だしから大量リードはないと考えていましたし接戦になる、そう思っていました。ディフェンスのルールは失敗が少なかったと思います。それは何回ミスをするかではなく、ローテーションやヘルプなど、チームで決めたルールを守ることが大切で、その部分は良かったんです。
オフェンスでは、トランジションは出ましたがなかなか点に結びつきませんでした。それは相手のマッチアップが早かったからです。3Qの出だしはまた心配がありましたが、ディフェンスは1つだけアジャストして継続することができました。あとはゲームの終わり方、クロージングです。相手がペイントアタックや3ポイントシュートも狙ってきましたが、相手が落としたシュートに対してディフェンスリバウンドを取り切ることができました。ベテランの献身的なプレーが良かったと思います。
明日(第2戦)はディフェンスと、うちの選手がどれだけ走れるかがポイントになります。トランジションがなくなってしまうとハーフコートの勝負になってしまいますからトランジションのイージーバスケットが必要です。町田(瑠唯)の持ち味を活かさなければならないと考えています。

#7 林 咲希
 40分間ディフェンスに集中しようと試合に入りました。何度か馬瓜エブリン選手に3ポイントシュートをやられてしまい、そこは修正しなければならず、(私もそうですし)チーム全体でカバーディフェンスができたと思います。オフェンスに関しては、自分たちのバスケットがしっかりでたんじゃないかなと思いますし、明日(第2戦)も続けたいと思っています。ダメ部分もあったんですけど、自信を持って戦えたのはすごく良かったと感じています。
 3ポイントシュートはもう少し打てたかなと……迷いがあったので、それがスタッツに表れたんだと思いますけど、(第1戦は)ドライブでみんながアグレッシブに行っていたので、私もしっかりアタックしようという気持ちにさせてもらいました。それが結果的にシュートを決め切ることにつながったと思います。
セミファイナルのシャンソン戦はインサイドの(イゾジェ)ウチェ選手がすごく大きいというのがあったんですが、ファイナルではそこは髙田選手やエブリン選手になるので、思い切って攻めようという気持ちがありました。明日も引き続きアタックして、攻めて行ければと思います。



#10 町田瑠唯
 ディフェンスは、前半やられたところを後半は全員で修正して、守り切れたのは良かったと思います。シュートが入らない時間があったんですけど、そこでもディフェンスで我慢して、自分たちのリズムに持っていくことができたと思います。
 セミファイナルもそうですが、1戦目を取ったチームが波に乗りやすいと思いますし、気持ちの面でも大事ですから、その点は選手のミーティングでもしっかり全員で確認していました。それが徹底できていたと思います。セミファイナルでは20点リードしていても逆転負けをしているので、みんなの意識に残っていたと思いますから、今日もどれだけリードしていても最後までしっかりやろうとコミュニケーションを取りながらできたのが良かったと思います。
 自分のところの対策はされているだろうと思っていて、今日(第1戦)は2番、3番の選手にもアタックしてもらうように、そこで攻めていこうというゲームプランはありました。いろんな選手が攻めた方が相手も嫌だろうと思っていたので、自分が行くべきか他の選手を使うべきか判断しながらプレーしていました。今日は相手のセンターが下がっていたので、ガードがアタックするのは大事だと思っていましたし、周りの選手を活かすためにもまずは自分がアタックして、そうすれば周りの選手も活かすことにつながると思っていました。
 明日(第2戦)もタフなゲームになると思いますが、出だしから富士通らしいバスケットで、今日以上の強い気持ちを持って、全員バスケで戦っていきたいと思います。