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2024年4月15日(月)特集

『京王 presents Wリーグプレーオフ2023-2024』ファイナル第2戦 会見コメント

いつもWリーグへ温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

『京王 presents Wリーグプレーオフ2023-2024』ファイナル 第2戦を終えたHCおよび選手の会見コメントを掲載しました。


富士通 レッドウェーブ

BT テーブスHC
 昨日(第1戦)デンソーは負けていますから、出だしを大事にしてくるだろうと思っていました。そこは十分理解していて、逆に自分たちが積極的に、ディフェンスもオフェンスもアタックしましょうと伝えていました。その結果、点差をつけることができ、1Qは良かったと思います。2Qからオフェンスリバウンドを取られたり、ディフェンスでの小さなミスはありましたが、それでも良い試合になりそうだと考えていました。
3Qは何かが起こったのでしょうか……数字だけを見るとそう思います。オフェンスリバウンドだけではなく、ピックディフェンスのミス、オフボールのローテーションのミスなどもあり、相手がディフェンスのズレを突いてきました。オフェンスでは連続のピック&ロールがほぼなかったですし、サイドチェンジもあまりなくて相手のディフェンダーを動かせませんでした。1人の選手がボールを持つ時間が長くなりましたし、得点が止まった時に宮澤が打開しようしなければならず、チームバスケットではありませんでした。
明日(第3戦)に向けては修正点が3つほどあります。昨日の勝利は今日(第2戦)の負けでなくなりました。一発勝負です。ヘッドダウンは決してしません。まずは修正点を準備して、また明日は強い気持ちで、昨日と今日のような良い出だしになるように戦います。

#52 宮澤夕貴
 今日(第2戦)の負けは相手にオフェンスリバウンドを取られたこと、昨日(第1戦)は9本に抑えましたが16本、しかも大事な時間帯で取られることが続いてしまいまし。それを3、4本少なくできれば自分たちは波に乗れたと思いますし、相手がシュートを落としているので、そこでディフェンスリバウンドからブレイクを出せれば、もっと富士通らしさが出せたと思います。テーブスHCが言った通り、自分がボールを持つ時間が長くなってしまったので、そこは判断よくやっていきたいと思っています。デンソーは昨日よりもオフェンスリバウンドやリングにアタックしてくるイメージはありましたし、そこの気持ちが出ていたと思います。そこに自分たちがアジャストできませんでした。
明日(第3戦)は泣いても笑っても最後なので、しっかりと全員で優勝することにフォーカスすることと、本当に富士通のバスケットをやれば優勝できるというのを全員が信じてやれば自ずと優勝は付いてくると思います。優勝したいという気持ちはありますが、まずは何をやらなければならないのかにフォーカスして全員で取り組みたいと思います。セミファイナルも1勝1敗から3戦目に勝利しましたから、この状況には慣れていると思いますし、もう一度富士通の走るバスケットをやりたいです。
今日のように大勢の観客(Wリーグ史上最高7,168人)の前でプレーするのは気持ちいいです。たくさんの方に観ていただいたほうが燃えるタイプというか、自分自身、いい雰囲気の中でプレーできるのが気持ち良かったです。



デンソー アイリス

ウラディミール・ヴグサノビッチHC
 今日(第2戦)の試合も昨日(第1戦)の試合のような出だしでした。富士通の宮澤選手や町田選手といったファイナルの経験が豊富な選手が、あと1勝でチャンピオンになれるということで、どういうことをしなければいけないかをわかった上での出だしだったと思います。でも我々の少しずつ落ち着きを取り戻して、やるべきことをやったことで幸運を掴んだところがあると思います。ゲーム終盤は富士通もアグレッシブにやってきましたが、そこはターンオーバーをせずにしっかりと我慢して、(勝つ)チャンスをしっかりつかめたと思います。
 昨日と比べて自分たちはしっかりボールコントロールができました。今朝(第2戦の試合前)は少し練習をしながら、自分たちがやるべきことを再確認する中で、メンタルの持って行き方が一番重要だという話をしました。そこは改善できたのではないと思っています。ミスは起こりますがそこからしっかりカムバックできましたし、昨日と比べて非常に良かったのではないかと思います。今日勝ったからと言っても首の皮一枚でつながっただけです。今日は敗戦からのカムバックでしたが、明日(第3戦)は勝利からメンタルをどうつなげていくかが大事になってくると思いますし、しっかり準備できればと思います。

#88 赤穂ひまわり
 タフな試合でした。前半の出だしが良くなかったんですけど、後半にしっかり立て直して、後半の入りからアグレッシブにディフェンスに行くことができ、勝てて良かったと思います。オフェンスリバウンドについて昨日(第1戦)の試合後、「もっとみんなで入れたよね」という話をしました。そこは今日(第2戦)、しっかりみんなでリバウンドに入れたのが良かったと思います。オフェンスリバウンドがしっかり取れて、それがセカンドチャンスにつなげられて良い流れになりました。そこは明日(第3戦)も続けたいと思います。今日は相手のマッチアップを気にせず、やりたいプレーをやろうとしましたし、内も外も攻められれば良いなと思いながらプレーしていました。
 試合後のフリースローの練習は、リツさんに言われて……そこでも2本とも外してしまい、みんなから「大丈夫だよ」って声掛けしてもらいました。メチャメチャ気にしてはいるんですけど、これで明日は大丈夫だなって切り替えられています(笑)。



#8 髙田真希
 後がない状況の中で、チーム全員で戦っていこうということをミーティングで話していました。出だしは良くなかったですが、そのような状況の中でも、これまで自分たちが培ってきたディフェンスという部分を立て直しながら、細かい技術的な部分よりも声を掛け合いながら、気持ちで戦ったことで最後まで戦えたと思います。どんな状況でも明日(第3戦)は、勝ち切りたいと思います。
 昨日(第1戦)は気持ちが入っていなかったというわけではありませんが、勝つためにはオフェンスリバウンドが必要です。前半終了間際に、(赤穂)ひまわりがオフェンスリバウンドを取ってからブザービーターを決めたのも気持ちが表れているからこそだと思います。あのプレーに触発された自分がいますし、同じようにしっかり頑張らなければいけないと感じて頑張りました。
(リーグ史上最多の入場者数でしたが)本当に嬉しいです。大きな会場で、観客が埋まっている状況を見てすごく感慨深いものがありました。両チームのファンや、それ以外にも女子バスケットに注目して来場してくださったたくさんのファンがいると思いますから、それは選手にとって嬉しいことです。気持ちが燃えるものでもありますし、選手たちも期待に応えたいと考えているはずですから嬉しいと思います。