SCHEDULE/RESULT日程/結果

01-02 Wリーグ ファイナル Jエナジー VS シャンソン

対戦カード Jエナジー VS シャンソン
会場 代々木第二体育館
開催日時 2002年3月13日(水)
TEAM 1st 2nd 3rd 4th TOT
Jエナジー 14 20 29 30 93
シャンソン 24 12 9 24 69

1Q:代々木第二体育館を満員で埋める大観衆の歓声の中、最終戦が始まる。今日も互いに激しいマンツーマンからスタート。それをかいくぐって高確率で3PTSを決め続けるシャンソン#7岡里(前半14点),#8永田のドライブなどで序盤からシャンソンが先行する展開となった。Jエナジーは外からジャンプショットを打たされることが多くなり、思うように点が伸びない。開始から3分までは8−8と互角だったがそこから残り3分には10−20となり。このクォーターはシャンソンが14−24と10点のリードを築き上げた。

2Q:Jエナジーは#6大山,#10矢野らがオフェンスリバウンドを頑張って得点につなげ追い上げてゆく。途中出場の#55川﨑も攻撃的なプレーを見せ、開始3分で21−24まで迫る。シャンソンもプレッシャーの裏をつくオフェンスを見せ、#7岡里や#12渡邉(温)がバックドアで中にカットインして返すものの、Jエナジーのディフェンスが徐々に効いてきてシャンソンのターンノーバーを誘発。この間に#11川畑の連続得点,#15浜口のフックショットなどで残り2分にはついに32−30と一旦逆転する。シャンソンも#9三木のドライブやアシストですぐ再逆転。前半は34−36と微差でシャンソンリードながらまったく互角の前半となった。

3Q:開始からJエナジー#15浜口が攻守に渡りインサイドを支配。攻めては3連続ゴールを決めて40−36と再逆転。シャンソンも#6島田が執念のリバウンドショットやバスケットカウントを立て続けにねじこんでいくが、Jエナジーのディフェンスに得点ペースが落ちる。シャンソンはディフェンスでゾーンを見せるがすかさず#6大山が3PTS。すぐ別のゾーンに変えるが今度は#10矢野の3PTS,#15浜口と#11川畑のハイロープレー。さらにマンツーに戻しても#9川上のドライブと止めようがなくなり、残り5分に53−43とJエナジー10点リードと大きくゲームが動いた。シャンソンは攻め手がなく時間ぎりぎりまで追い込まれて仕方なくシュートというシーンがたびたび見られるようになる。追い詰められたシャンソンはプレスディフェンスをかけるがこれを破られ、Jエナジー#6大山のドライブや#9川上のジャンプショットにつながる。3Qを終え63−45と決定的とも思われる18点差がついてラストクォーターとなった。

4Q:必死に追いすがりプレスを継続するシャンソンだがJエナジーは冷静にこれをかわし、パスを回してノーマークを作り得点ペースは落ちない。シャンソンもオフェンスに時間をかけずに捨て身でアウトサイドショットを多投してゲームのテンポを上げてついてゆくが、得点差20点前後から縮まらずに時間が経過してゆく。Jエナジー#9川上の自在なパスワーク・ドリブルワークでゲームがコントロールされジャパンエナジーはほとんどターンオーバーを犯さない。結局このゲーム終始一貫してプレッシャーの強いディフェンスを貫いたジャパンエナジーが93−69でタイムアップの時を迎え、ファイナルを3勝2敗で2年連続優勝を決めた。