SCHEDULE/RESULT日程/結果
09-10 Wリーグ レギュラーリーグ W 三菱電機 VS シャンソン
対戦カード | 三菱電機 VS シャンソン |
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会場 | 御殿場市体育館 |
開催日時 | 2009年11月21日(土) |
【シャンソンが後半に抜けだし8勝目!】
1Q:シャンソンはオールコートマンツー、三菱電機はハーフコートマンツーでスタート。出だし、シャンソンは #25藤吉、#23池住のジャンプシュートで先制、その後も1線でのダブルチームで積極的にスティールを狙い、パスカットやトラベリングを誘う。三菱電機もよく足を使ってディフェンスで粘り、簡単に得点を許さない。4分で#14関根の3PTSで6-6の同点となり、シャンソンは更にプレスを強めるが、三菱電機の司令塔#54橋本が落ち着いてボール運びをし、ゲームを落ち着かせる。シャンソンのチームファールが多くなったところを、三菱電機はフリースローで着実に得点。その後も一進一退が続き、20-20の同点で終了。
2Q:シャンソンが#7相澤の3PTSで先行。シャンソンはセカンドブレークとインサイドポストでインアウトを形成。三菱電機は多彩なスクリーンプレーと#15センター藤井のブレークでインサイドを攻める。シャンソンのディフェンスはトラップ無しのオールコートマンツーに変わる。シャンソンは点を離したいがインサイドへのパスミスでリズムに乗れない。三菱電機も動きのあるオフェンスを展開するが、最後のシュートがブロックに合い、得点が伸びない。残り4分、27-27で三菱電機がこの試合初めてのタイムアウト。しかし、このタイムアウトで息を吹き返したのはシャンソン。#23池住、#25藤吉がゴール下を奪う。#9川井がブレークで走ったところで再び三菱電機がタイムアウト。スクリーンプレーからのカッティングで追い上げ、31-35シャンソンリードで前半終了。
3Q:三菱電機は、ハーフコート2-3マッチアップゾーンを敷く。#14関根の3PTSで36-35と逆転。しかし、シャンソンも負けじと#25藤吉の1on1、#2林の3PTSで応酬する。共にインサイドをよく守り、厳しいディフェンスに得点が伸びず、粘りあいの様相。流れが動き出したのは、残り5分、シャンソン#31川村がゴール下のパスカットから一気にドリブルで持ち込み、カウントワンスロー。その後も、リバウンド、カットインで川村が目立ち40-48でこの試合初の8点差がつく。シャンソンは、1-2-2ゾーンプレスから2-3のマッチアップゾーンを敷く。三菱電機はディフェンスを1-2-2のマッチアップゾーンに変える。先に落ち着いてチームで攻めだしたのはシャンソン。リバウンドを奪い、リードを広げ45-54で3Q終了。
4Q:三菱電機はボールマンへのプレスを強め、ハーフでは1-2-2マッチアップゾーンで入る。シャンソンも2-3のマッチアップゾーンで対抗。先手を取ったのはシャンソン。#7相澤、#2の林の3PTSで12点差に広げる。三菱電機は#14関根のジャンプシュートと3PTSで応戦するが、身長に勝るシャンソンがリバウンドを制し、セカンドショットを許さない。三菱電機の追撃リズムを#7相澤の3PTSが打ち崩す。両チーム共疲れが見え、ハーフのオフェンスで選手の足が止まる。ゾーンを効果的に攻めて3PTSを決めたシャンソンに対し、三菱電機はシャンソンの戻りが遅いのを突きブレークをだしたいが走りきれない。ハーフでは2-3ゾーンを攻めあぐみ、残り2分で60-66まで追いつくのが精一杯。タイムアウトでオールスイッチマンツーでスローインからディナイし、ファウルゲームに持ち込むが、シャンソンも#13塚野のフリースロー後、オールコートのトラップマンツーをかける気迫を示し、60-71でシャンソンが勝利。共に気力を振り絞っての攻防は見ている側に感動を与え、バスケット界のトップチームとしてふさわしい戦いであった。