WJBL（バスケットボール女子日本リーグ）公式サイト

１Ｑ：両チームとも厳しいマンツーマン・ディフェンスを見せ、１Ｑ中盤までは富士通が#51守屋のインサイドプレーからのフリースローや#6相澤のミドルシュートで先行すると、トヨタは#4矢野，#6山岡のドライブインで追いつく一進一退の展開。トヨタが#4矢野の３Ｐで逆転すると、残り３分で富士通がタイムアウトを取りディフェンスをゾーンに切り替える。しかしその後富士通はファウルが重なり、フリースローをもらったトヨタは着実に決めて点差を広げる。第１クォーター終了のブザーと同時に富士通#6相澤の３Ｐが決まり６点差で終了。

２Ｑ：出足は両チームともシュートミスが続くが、トヨタ#4矢野の３Ｐで１１点差をつける。残り６分富士通はタイムアウトを取って再びゾーン・ディフェンスを敷く。トヨタは富士通の３−２のゾーンにうまくアジャストし、リバウンドも支配、好調の#4矢野がコーナーから３Ｐを決めるなど、完全にトヨタペースで最大２０点差となる。富士通はトヨタの厳しいマンツーマン・ディフェンスを崩せず、３４−５２で前半を折り返す。

３Ｑ：後半に入ると、富士通はディフェンスを締め直して積極的にボールを取りにいきミスを誘うが、最後のシュートが決まらない。トヨタのインサイドでの厳しいディフェンスに苦しんでいた富士通は、#7三谷，#52石井が果敢にドライブインで攻めてファウルを誘い、第３クォーター残り１分でトヨタ#13川地がファウルアウト。富士通はこの機を逃さずゴール下へ攻め込み、５５−６９と１４点差として３Ｑを終える。

４Ｑ：後がない富士通の激しいプレッシャーディフェンスにトヨタはパスミスを繰り返す。タイムアウトを取り立て直しを図ったトヨタは２４秒をフルに使ってゆっくり攻める。対する富士通は更にディフェンスを厳しくするが、ファウルをしてしまい点差が縮まらない。それでも３本の３Ｐなどで残り２０秒に３点差まで追いついた富士通だったが、何とかトヨタが逃げ切ってＷリーグ復帰初勝利を挙げた。