- 2015年12月11日(金)特集
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第17回Wリーグ・プレビュー/空席は1つ
第17回Wリーグは1次ラウンドも残り2節。JX-ENEOS(15勝1敗)、富士通、シャンソン化粧品、トヨタ自動車(13勝3敗)の4チームは、2次ラウンド上位リーグへの進出が決定。
上位リーグ残り1つの空席を、デンソー(11勝5敗)三菱電機(8勝8敗)、トヨタ紡織(7勝9敗)が争います。
3チームの中で、自力での上位リーグ進出が可能なのは、今節ではデンソーのみ。今節、デンソーが連勝すれば、最終節の三菱電機戦を連敗しても、13勝7敗となり、三菱電機、トヨタ紡織は及びません。しかしながら、今節、1敗でもしてしまうと、最終節の三菱電機戦に連敗すると、上位リーグ進出に赤信号が灯ります。
そのデンソーが、強敵トヨタ自動車と激突です。
(12/12(土)@岸和田市総合体育館、12/13(日)@守口市民体育館)
注目は、デンソー #13 伊集南と #41 伊藤恭子のガードコンビ。#13 伊集は筑波大出身。#41 伊藤は、岐阜女高出身。ともに25歳の同じ年です。デンソーは、かつて2年連続アシスト女王のタイトルも獲得した小畑亜章子という名ガードがチームを引っ張っていましたが、2011-12シーズン終了後に引退。以後は、伊藤と伊集がガードの中心としてボールをさばいています。
今シーズンは、インサイドに #12 赤穂さくら(183㎝)が入団。日本代表でもある #8 高田真希(183㎝)とともに「ツインタワー」で戦うデンソーですが、その分、ガード二人の得点が減少(伊集8.97→7.63伊藤9.07→6.00)。アシストは横ばい(伊集2.77→3.25、伊藤3.47→3.06)なのが気になるところです。トヨタ自動車に連勝するには、インサイドだけでなく、アウトサイドでのガード二人のプレイが鍵かもしれません。
チーム戦術の変化に伴い、選手たちの成長がチームの勝利へとつながっていきます。残り少ない1次リーグをお見逃しなく、是非、お近くの試合会場まで足をお運びください。