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2016年2月4日(木)特集

第17回Wリーグ・プレビュー/シーズン1位は?

 第17回Wリーグはレギュラーシーズン・2次ラウンドもいよいよ最終節。前節、5位・トヨタ自動車が1位・JX-ENEOSを破り、JX-ENEOSのシーズン1位に黄信号が点滅しました。
2次ラウンド第2節が終わって、1位・JX-ENEOS(19勝4敗)、2位・富士通(18勝5敗)、3位・シャンソン化粧品(17勝6敗)、4位・デンソー(16勝8敗)、5位・トヨタ自動車(15勝8敗)です。最終節にデンソーは試合がありませんが、トヨタ自動車が富士通に勝って16勝8敗と並んでも対戦成績でデンソーがトヨタを上回るため、デンソーの4位、トヨタ自動車の5位は既に確定。同様にシャンソン化粧品の3位も確定。しかし、最終節に富士通がトヨタ自動車に勝ち、JX-ENEOSがシャンソン化粧品に負けると19勝5敗で並び、対戦成績が上回る富士通がシーズン1位となります。注目の最終節です。

女王・JX-ENEOSとシャンソン化粧品が激突です。
(2/7(日) @徳島市立体育館)

1次ラウンドでは1勝1敗と星を分けています。JX-ENEOSがシーズン1位の座を逃すとなると、2009-10シーズン以来。既に3位が確定しているシャンソン化粧品ですが、もともと日本女子バスケ界をリードしてきたライバルチーム同士。互いのプライドを賭けて負けられない一戦です。

注目選手は、JX-ENEOS #0 吉田亜沙美。チームを牽引するキャプテンです。自らのスピードを活かしたペネトレイト、視野の広いパスワークなど、その卓越したプレーでチームだけでなく日本代表でも頼りになる司令塔です。インサイドの強さが注目されるJX-ENEOSですが、彼女の存在が大きいことは試合を観る多くの人が感じるところです。

対するシャンソン化粧品では、#6 本川紗奈生。札幌山の手高出身5年目のガード・フォワードです。こちらも日本代表のガードとして活躍。昨年夏のアジア選手権優勝とリオ五輪出場権の獲得に大きな力となりました。
代表で共にプレーした二人は仲が良く、先日のオールスターでは試合前に行われたスキルズチャレンジにユニフォームを交換して出場。ピンクのユニフォームの吉田選手、イエローのユニフォームの本川選手、と言う珍しい光景が見られました。スキルズチャレンジの結果は、本川選手が優勝。そのスピードスターとしての本領を発揮しています。

代表やオールスターで共に戦う仲間も、リーグ戦ではプライドを賭けた火花を散らすライバルです。当日は、富士通対トヨタ自動車の注目の一戦も同会場で開催され、シーズン1位の座も決定します。最後に笑うのはどのチームか?白熱の一戦を観に、是非、会場まで足をお運びください。

(写真左・JX-ENEOS #0 吉田亜沙美選手/右・シャンソン化粧品 #6 本川紗奈生選手)