Wリーグ（バスケットボール女子日本リーグ）公式サイト

リーダーズ【スティール】渡邉亜弥　三菱電機コアラーズ
──スティールの数字が上がるのは、ディフェンスの頑張りかもしれませんが、コツというかポイントとなるのは？
渡邉（以下、Ｗ）受賞をめざして頑張ったわけではないんですが、自分なりに気をつけていたのは「チームの持ち味をいかに発揮するか」ということ。ディフェンスから速攻へ、というのをテーマに取り組んでいますから、そこは個人的にも徹底しようと思っていたんです。それが２年連続の受賞につながったと思います。

──ヘッドコーチが代わりましたが、何か変化はありましたか？
Ｗ：前任の山下（雄樹）ヘッドコーチの時と同じように、やるべきことをやる、というのはチーム全員が理解していました。ただ、今シーズンはさらに徹底しようという意識が強くなったと思います。古賀（京子）ヘッドコーチを始め、みんなで“徹底力”に注力し、特にリバウンド、ルーズボールに関しては向上したと感じています。

──チームとしては「ベスト4」という目標があり、納得できる結果ではなかった？
Ｗ：そうですね、壁を破ることができなかったというか……挑戦者でいなければなりませんし、セミファイナルに進出したかったです。絶対に行きたいという気持ちがあったんですが、次につながる戦い方ができたという手応えは感じることができました。来シーズンこそ、目標が達成できるようにしっかり頑張りたいですね。

──チームがめざすバスケットを徹底し、それが個人賞につながったという喜びはあるわけですね？
Ｗ：それはあります。ただ、私の名前がなかったとしても、他のチームメイトが受賞することができれば、それはチームが成長している証になりますから、誰が受賞しても、皆は同じようにうれしいと感じているはずです。