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2017年9月27日(水)特集

第19回Wリーグ ヘッドコーチインタビュー vol.4 (新潟)

【新潟アルビレックスBBラビッツ 小川忠晴へッドコーチ】

Q:昨シーズンのふり返りからお願いします。
──トータルの勝ち星は4つでしたが、前年のゼロからは上乗せできました。クロスゲームで敗れた試合もありましたが、それはターンオーバーなどのイージーミスや、ゲーム経験値の少なさなどが理由に挙げられます。また、若いチームでしたから、「ゲームの流れを読む力」も足りなかったかもしれません。ここ一番という大事な場面でのオフェンス、ここを守りければという厳しいディフェンスなど、ポイントとなる局面でプレーが甘くなってしまいました。今シーズンはその辺りを改善して臨みたいと思います。

Q:Wリーグでは初采配になりましたが、手応えを感じたところはいかがでしょうか?
──まだ実感できるほどの手応えというのは少ないかもしれませんね。今シーズンも同じですが、ベンチプレーヤーも含めて、経験を積ませることを前提に取り組んでいます。育成ということになりますが、まずはこの段階でしっかり土台を築きたいと思っています。というのは、トップリーグでの経験値も必要ですが、その前段の経験、高校や大学の強豪校でプレーし全国大会で上位争いをしてきた、いわゆる“場慣れ”した選手が他チームに比べると少ないからです。サイズ的にも180cm台の選手は1人しかいませんから、いろいろ工夫しながら練習しています。

Q:今シーズン、ルーキーが6名入りました。期待する選手はいますか?
──ポイントガードを宮坂に任せ、チームづくりを進めていました。残念ながらケガでの離脱を余儀なくされましたが、他のメンバーが彼女のためにも頑張ってくれると思います。インサイド、アウトサイドとも新人が入りましたし、2年目3年目の選手の成長が期待できますから、各ポジションとも厚みが増してきたのは間違いありません。バランスよく補強できたと思います。

Q:チームづくりは順調のようですね?
──昨シーズンは私自身の合流が遅れてしまったんですが、今シーズンはチームの始動が早く、トレーニングなども昨年以上に時間が取れました。メンバーが増えただけで活気が違います(笑)。チームの成績アップはもちろんですが、何よりも選手たちのパフォーマンスが良くなり、成長した姿を披露できるよう、シーズンに臨みたいと思います。