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2020年9月14日(月)ニュース

第22回Wリーグ開幕記者会見レポート



 いつもWリーグに温かいご声援をありがとうございます。

 昨シーズン、Wリーグは新型コロナウイルスの感染拡大により中断を余儀なくされてしまいました。その後、さまざまな感染拡大防止策の検討を進め、ようやく今シーズンの道筋が見えてきたことを受け、911日(金)、都内某所にて「第22Wリーグ開幕記者会見」を開催いたしました。例年とは異なり、登壇者を最小に留め、リモートによる参加を推進するという感染拡大防止の工夫を施した会見となりました。

 その中で時間を割いたのが「基本概要」と「コロナ対策」の説明です。これまでと異なるのは12チームを二つに分けた「東西カンファレンス制」とそれに伴う順位決定方式の変更等々。チームの移動を最小限に抑える施策で、主な試合会場を首都圏および東海地区に絞ってレギュラーシーズンを戦います。またコロナ対策については、チーム・関係者へのシーズン中のPCR検査実施、来場者の安全確保に向けた取り組みなどの解説を行いました。

※基本概要等詳細はコチラ

  続けて、東地区の2チームから4選手が登壇し、西地区の2チームからは4選手がリモート出演して現在のチーム状況や今シーズンのテーマなどコメントしました。

=東地区= 
ENEOSサンフラワーズ キャプテン 岡本彩也花(#11


 
 昨シーズン、試合が中止になってからも体育館が使用できたので、個人練習や必要なことをしっかり重点的にやってきました。ポイントカードが代わったこともあり、最初は(プレーが)合わないこともありましたが、渡嘉敷(来夢)と2人でしっかりチームを引っ張って行けるようコミュニケーションを取りながら取り組んでいます。これまでやって来たこと、積み上げてきたことをコートで出すだけなので、開幕戦からしっかり発揮したいと思います。

 テーマは 『走り続ける』です。ENEOSのバスケットは“ディフェンスからブレイク”を掲げていて、それがモットーですから、40分間、全員でできたら自ずと結果は付いてくると思います。

 ENEOSサンフラワーズ 渡嘉敷来夢(#10


 
 一人ひとりが自覚と責任を持って、チームを勝利に導けるよう頑張っています。私自身はリーグが中断してからもずっと動き続けていて、(試合を)ずっと待っていましたから、なかなか良い仕上がりです。もういつ試合になってもいいと思っていて、良い準備ができていますから、開幕戦を楽しみにしていただきたいと思います。
 
 昨シーズンはリーグが中断してしまい、本当に悔しい思いをしたのですが、その分、今シーズンは爆発させたいなと一人ひとりが思っているので、コート上で“走り続けて勝ち続けます”。


 
富士通 レッドウェーブ キャプテン 町田瑠唯(#10



 昨シーズンとはメンバーが代わり、若くなりました。コロナの影響で練習が少し遅れてスタートしたこともあり、プレーを合わせるのに少し時間がかかったかなというのはありますが、今は開幕に向けて良い状態になって来ていると思います。キャプテンとして、若いメンバーをしっかり引っ張って行きたいと思います。

 テーマは『transition』。自分たちは毎年、トランジションを武器に戦っていますが、今シーズンはサイズが小さくなった分、昨シーズンよりも速く走るバスケットを続けて行きたいと思います。開幕戦は大事なので、昨シーズン同様しっかりと良いスタートを切りたいと思います。


富士通 レッドウェーブ 篠崎 澪(#11



 メンバーが入れ替わって若手が多くなり、(これまでの)富士通のスタイルが浸透するまでは大変だったのですが、徐々に良くなっていて、今は開幕に向けていい準備ができていると思います。
 
 個人的にはコンディションが良いので、あとはコートで若手選手を引っ張って行けるよう頑張りたいとです。身長が他のチームに比べて低いですが、スピードある選手、走れる選手が加わったと思うので、それを生かした平面のバスケット、速い展開のバスケットを目指したいと思います。まずはファイナルを目指します。昨シーズンは開幕戦の勝利で自信がつき、良い流れになったので、今シーズンも同じ流れになるよう、最後の時間でしっかり準備したいと思います。


 
=西地区= 




トヨタ自動車 アンテロープス キャプテン 三好南穂(#12
 コロナの影響で練習が遅れてしまったところはありますが、開幕に向けて良い準備ができていると思います。水島(沙紀)さんの引退など、抜けたメンバーがいますが、新しく加入した(新人)2人もいい仕事をしてくれると思いますからとても楽しみです。トヨタ自動車は動物園(!?)のようににぎやかな選手が多いので、その選手たちの個性を引き出しながらまとめていければと思います。

 テーマは『以心伝心』。お互いがお互いのプレーやどういうことがしたいのか、どう動きたいのかを感じ取りながらプレーできたらいいと思います。チームの目標は優勝です。今シーズンは特に見ている方々、応援してくださるみなさんに勇気や感動をお届けできるような試合をしたいと思っています。

 トヨタ自動車 アンテロープス 馬瓜エブリン(#0
 自分たちの個性を爆発させながら、短い期間でしたが練習を乗り越えてきたので、あとはコートで出すだけという感じです。昨シーズンは開幕後、スロースタートになってしまったので、今シーズンは最初からエンジン全開でできるようみんなで頑張ります。目標はもちろん優勝です。例年以上に、リモートなども使いながらもっともっとリーグを盛り上げるために体を張って行かないとと思っています(笑)。今シーズンもよろしくお願いします

 トヨタ紡織 サンシャインラビッツ キャプテン 加藤 臨(#23
 昨シーズンからメンバーが代わっていますが、例年通り走り込みをしっかりやって来たので、あとは開幕してからその力を発揮するだけです。キャプテンとしてやることは変わらず、コミュニケーションをしっかり取りながら……選手間もそうですが、選手とスタッフ、中川(文一)ヘッドコーチとのコミュニケーションをしっかり取ってやって行きたいと思っています。
 
 テーマは『全員(バスケット)』。ディフェンスから速い展開に持って行くのが自分たちのバスケットスタイルになっているので、全員で守って、全員で走る。機動力を生かしたバスケットに注目してほしいです。昨シーズンより良い成績を残すことを目標にして、その先に日本一があると思っています。シーズンを通して1試合1試合大事にし、成長できるよう頑張って行きたいと思います。

トヨタ紡織 サンシャインラビッツ 東藤なな子(#8
 移籍選手やルーキーなど新戦力が加わり、昨シーズン以上に戦力アップしていると思います。残りの期間でより良いチーム状態に持って行ければと思っています。昨シーズンは新人賞をいただきましたが反省もあります。アウトサイドのシュートやアシストを課題に練習してきたので、リーグに入ってからも冷静にプレーできればと思っています。

 コートの5人全員が点数を取れるのが強みなので、ボールをシェアしながら勝負したいです。チームの目標は優勝です! 厳しい時期もあると思いますが、みんなでコミュニーションを取りながらやって行きたいと思います。


=第21回Wリーグ功労者表彰=
  
会見の最後は第21Wリーグ功労者表彰が行われました。受賞者は以下の通り6名でしたが、在京の3名が登壇し受賞の喜びをコメントしました。

[2020年度・功労者]
大崎佑圭(元ENEOSサンフラワーズ)
篠原 恵(富士通 レッドウェーブ)
山本千夏(富士通 レッドウェーブ)
水島沙紀(元トヨタ自動車 アンテロープス)
王 新朝喜(元三菱電機 コアラーズ)
伊集 南(元デンソー アイリス)

■大崎佑圭■



 ご無沙汰しております。本日は、このような素敵な賞をいただきありがとうございます。産後復帰するからにはオリンピックの舞台に立ち、さまざまな功績をもっと残してから(引退)と思っていたのですが、東京オリンピックが延期されることになり、引退を決意しました。「志半ば」というのは、こういうことなのかと、非常に残念に思いますが、それでも今回チャレンジしたことは一生誇れるものになったと思います。それでこのタイミングで、気づいていらっしゃる方も多いかと思いますが、(中高でチームメイトの)東京成徳の3人でこの場に立てるというのもとても感慨深いものになりました。本当にいいバスケット人生を送れたと思います。

■篠原 恵■



 このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。佑圭さんも言いましたが、中高で共に戦った同期・先輩とこの場に立てることをとてもうれしく思います。今まで支えてくださった方々、応援してくださった方々のお陰でこの賞をいただけたと思っています。これからは、今までの経験を中学生、高校生に伝えていければと思っています。本当にありがとうございました。

■山本千夏■



 今回このような賞をいただきとてもうれしく思っています。この賞をいただけたのも富士通や関係者のみなさま、そして応援してくださったみなさまのお陰だと思っています。今はバスケットから離れているのですが、今後またバスケットに貢献できることがあれば積極的に活動して行きたいと思っています。本日は本当にありがとうございました。





会見の様子はコチラ