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2008年6月6日(金)ニュース

新人研修会を行いました

6月3日(火)、新人選手・マネージャーを対象に研修会を行いました。

 この研修は、「トップリーグの選手としてあるべき姿」について新人選手に認識してもらうために毎年開催しているものです。

 講義は11時から始まり、まずは事務局からWJBL規約・競技者規定などの基本的なルールの説明,また、昨今、スポーツ界にとって大きな課題となっている、アンチドーピングについて、「なぜドーピングがいけないことなのか」などの講義を行いました。
 その後、日本バスケットボール協会審判部長の橋本信雄氏から、競技ルールや審判とのコミュニケーションについて、DVDで実際のプレーを見ながら学びました。

 昼食をはさんで、午後の講義はOGの講演からスタート。講師には、元シャンソン化粧品 永田睦子さんをお招きしまし、昨年行ったパネルディスカッションと同様、新人時代やオリンピックの際に感じていたこと、厳しかった練習の話、またファンの皆さんに対する接し方などを中心にお話をいただきました。
自分ではただプレーしているつもりが、多くの人に影響や夢や幸せを与えることができる存在であったと、引退してからしみじみ感じているという永田さん。現役時代にファンから求められたサインを断ってしまっていた時期があり、それを友人からいけないことだと指摘されたそうです。サインを求めてきた人をがっかりさせてしまった自分を、今でも公開しているとのこと。だからこそ、現役のプレーヤーには、自分が日本のトップリーグのプレーヤーであることを自覚し、「自分が将来どうなりたいか」、意識を高く持ってプレーしてもらいたいと話されていました。
新人選手たちにとってはより身近な憧れの存在であるビッグプレーヤーの、時に、笑いを交えながらの体験談やアドバイスに、選手たちは聞き入っていました。料理(特にお菓子作り)が趣味という意外(?)な一面も語ってくれ、講義が終わっての質疑応答も、バスケットボール以外の話で盛り上がり(!?)、和やかな雰囲気の中で講義を終えました。

 その後、事務局から、ホームタウンゲーム運営にあたっての選手としての関わり方などの説明をし、ここでもファンサービスやメディア対応の大切さをお話しました。

 最後の講義は、講師にメディアトレーナー、片上千恵さんをお招きして、初の試みである「メディアトレーニング」の講義を行いました。講師の片上さんは、以前テレビキャスターをされていた時に、多くのスポーツ選手と接する中で、選手がなかなか自分の意思をつたえられずとまどっているのを見て、どのようにしたら、選手が自分自身やチームや競技の魅力を伝えることができるか、との思いをもち、このメディアトレーナーの道を目指されたそうです。
まずは、「メディアトレーニングはなぜ必要なのか」など理論のお話をいただきました。
「人は見たいものしか見ない(先入観)」⇒だから、メディアは聞きたいことしか聞かない⇒だから、自分の伝えたいことを表現しないと伝わらない。メディアは敵ではないのだから、うまくつきあうことができれば、自分の理想とするイメージ作りの手助けをしてくれる、とわかりやすい事例を示しながら説明してくださいました。
理論の後は実践!テレビのスタジオに招かれてインタビューを受けるというロールプレーを行いました。突然の指名にとまどいながらも、何とか答えていく選手たち。ロールプレー終了後は、その様子を撮影したビデオをその場で確認し、自分では気付かないクセや口グセなどを発見!
今回の講義を経て、Wリーグの選手の取材対応はバッチリになると思います。メディアの皆さん、ぜひぜひ取材をお願いします!!

 入社して2ヶ月あまり。新人選手たちは新しい環境にとまどいつつも、早く自分たちのペースをつかんでチームに馴染もうと必死に頑張っています。
 10月からのリーグ戦での活躍に期待してください!!