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2022年5月17日(火)特集

【interview】第23回Wリーグ表彰者・馬瓜 ステファニー(トヨタ自動車)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第23回Wリーグにおける「アウォード」および「リーダーズ」の表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰者それぞれに2021-22シーズンを振り返ってもらいました。






馬瓜 ステファニー
アウォード【プレーオフ ベスト5】初
リーダーズ【ブロックショット】初

──チームメイトが「皇后杯の前と後」の違いをコメントしていますが、ご自身はどう感じていましたか?

「メンバーが半近く入れ替わり、バスケに限らずですが、『トヨタの在り方』ってどうなんだろうと。勝つことへの執念もそうですし、いろんなことを普段から共有するのが難しかったな、と思います。皇后杯の後、新しいメンバーも含め、みんなが思っていることを全部話し合えたのでスッキリできたと思います。私自身、東京オリンピックやFIBA Asiaなどで合流が遅くなったので、しっかりメンバーと話し合う機会がなかったですし、良い機会になりました。」

 

──シーズン序盤、代表活動などの影響はなかったですか?

「なかったと言えばうそになりますけど、移籍選手もプロですし、新人選手もアーリーで入って来た時から見ているので、(彼女たちが)やれることはわかっていました。一人ひとり、トヨタのバスケットの理解度は違いますから、そういった部分をどう合わせていくのか、という部分でできていなかったことはあります。不安というよりも、時間が足りなかった。もう少し同じ時間を過ごし、一緒に練習できていればよかったとは思います。」

 

──今シーズンはこんなプレーをして欲しいと、コーチ陣から指示はありましたか?

「もっと得点に絡んで欲しいと言われていました。自分の中では毎試合2ケタ得点できる、そう意識してました。昨シーズン6thマンでしたけど、ディフェンスは継続して行こうと。スタートから起用され、自分のところが攻撃の起点になることも多かったので、自分が(得点に)絡むことによって、チームの中での役割が変った部分もあると思います。」

 

──リーダーズのブロックショット部門1位。これは嬉しかったのでは?

「これはホント、嬉しかったです。昨シーズンは3位だったかな!? 取れなくて悔しかった……試合中、(ブロックショットの)数字を考えながらプレーしているわけではないですけど、受賞が決まった時は嬉しかったです。なるべくファウルをしないように、というのは意識してました。相手に体を当てずにブロックしようという意識です。高校の時からそうですけどが、ここ数年で、その部分は成長できたかなと思ってます。積極的なプレーでも無理に突っ込んでファウルになるのはダメ。最後は私がブロックに行くと信頼してもらっているところもあるので、そこは応えないといけないと思ってプレーしていました。
プレーオフベスト5は『私のいいの!?』って思いましたが、この受賞で責任感がますます高まりました。最後にいい結果で終われて、忙しかったけど、楽しい一年でした。」