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2024年5月17日(金)特集

【インタビュー】第25回Wリーグ表彰者 白崎 みなみ(シャンソン)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第25回Wリーグにおける表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手には、2023-2024シーズンを振り返ってもらいました。


白崎 みなみ(シャンソン化粧品 シャンソンVマジック #6)

◆第25回Wリーグ リーダーズ フリースロー部門(88.52%)初受賞

──昨シーズンの得点王として移籍した今シーズンを振り返っていかがでしたか。
白崎 正直これだけプレータイムをいただけるとは思っていませんでした。活躍したいと思っていましたが、プレータイムをもらったからこそ受賞でき、良い一年になりました。自分の役割を与えられて、それを試合でまっとうできたのが良かったかなって思います。

──与えられた役割というのはゴールアタックや3ポイントシュートなど、点を取ること?
白崎 3ポイントはそれほど期待されてはいないと思いますけど(笑)、ゴールアタックすることと、それでファウルをもらったらフリースローをきちんと決めることはアドバイスされていました。あとはディフェンスで相手のキープレーヤーをマークするよう指示されていました。

──ゴールアタックができたからこそファウルが増え、フリースロー数も増えたんですね。
白崎 そうだと思います。ふり返ってみて、これだけの本数フリースローを打ったんだなって思いました。そこはきちんと仕事ができたと思います。ただ、フリースローの成功率は高かったかもしれませんが、フィールドゴールの成功率や3ポイントシュートのアテンプトも多くはありませんでした。そこはもっと自分のプレーを表現できたんじゃないかと思っています。

──フリースロー成功率がリーグで1番トップだと教えられた時はどんな気持ちでしたか。
白崎 素直に嬉しかったです。2年連続であの場所(表彰式)に立てるんだって。自信になりますし、誇りに思います。レギュラーシーズンの最終戦(vs 富士通)でフリースローを1本外してしまいました。「これで受賞はないな」って思っていたんでけど、試合後「フリースロー賞だよ」って言われて驚きました。

──今後に向けて、ご自身で課題を挙げるとすればどういうところになりますか。
白崎 スタートで出ることもありましたが、ベンチスタートで流れを変える役割でコートインすることも多かったので、もっと自分の役割を遂行しなければいけないと思っています。先ほども言ったとおりフィールドゴールの確率を上げたり、3ポイントシュートのアテンプトを増やしたり……ディフェンスでも、もっと相手に嫌がられる選手にならなければいけません。オフェンスもディフェンスも持って改善できる部分があるし、そこを改善して安定したプレーヤーになれるように頑張りたいと思います。

──チームとして取り組んだことに対して、ご自身の対応はどう感じていますか。
白崎 チームの約束事を徹底しなければ、プレータイムはもらえないので、与えられた役割やチームの目標に沿ったパフォーマンスはできたと思っています。

──得点王という実績を持って移籍してきたわけですがプレッシャーはなかったですか。
白崎 それはまったくなかったですね。逆に、移籍せずに(姫路イーグレッツ)でプレーしていたら、「自分が点を取らないと」っていうプレッシャーが大きかったかもしれません。移籍したことで自分の役割が明確になりましたし、周りの選手を活かせますからプレッシャーにはならなかった。プレーの幅を広げられる、そういう思いが強かったですし、実際に広がったと思います。