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2024年5月18日(土)特集

【インタビュー】第25回Wリーグ表彰者 馬瓜 エブリン(デンソー)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年も、Wリーグ公式サイト恒例企画として第25回Wリーグにおける表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手には、2023-2024シーズンを振り返ってもらいました。


馬瓜 エブリン(デンソー アイリス #0)

◆第25回Wリーグ プレーオフベスト5

──「人生の夏休み」を経て復帰し、いきなりファイナル……この結果はどう感じていますか。
馬瓜 チームとして良いシーズンを過ごせたと思っています。優勝という大きな目標があり、届きそうなところまで来ていたのにつかめなかったという悔しさはありますが、チームの変化などを考えると良かったなと思います。私自身、リーグの大変さは知っていたので、プレーの面でもそれ以外でも役割を果たせたというのは、またひとつ自信になりました。

──自信を得たとのことですが、具体的に教えていただけますか。
馬瓜 1年間チームを鼓舞し続けると言ってきましたが、それって結局リーダーシップのところ。リーダーシップをどう発揮するかについては、この一年ですごく成長できたと思います。最後の最後、プレッシャーがかかる場面で何ができるのか、あのようなシチュエーションは何度も経験できることではないですし、あの舞台に立ってみないとわからない……一発でその課題をクリアしなければならなかったんですけど、まずは一度経験できたというのは良かったかなと思います。

──1年のブランクを経ての復帰ですから、コンディションやパフォーマンスの面でかなり苦労はあったと思いますが……?
馬瓜 そうですね、もちろん走ることや体力面など大変なことはいろいろあったんですが、どれぐらいトレーニングすれば本来の調子に近づけるかという算段は付いてはいたのと、ブランクといっても少しずつトレーニングを始めていたのでピークは上手く持ってこられたかなというのはあります。

──今回は大きなチャレンジだったと思いますがふり返っていかがだったでしょうか。
馬瓜 今までは年齢的にも年下の感じがずっとあったので、「自由にプレーしていいよ」っていう感じでやらせてもらっていたんです。でも、今シーズンは経験者として、年齢的にも年長者になって来て、自分ではそう思ってないんですけど(笑)、しっかりチームのリーダーシップを取っていく立場でした。それができたのはプラスになりました。

──思った以上に難しかったですか、それとも楽しかったですか?
馬瓜 チームにはそれぞれのカルチャーがありますから、私自身が思ったことや考えていること、行動してきたことをどう浸透させていくか、というところは思った以上に難しかったというか大変な部分ではあったんですが、みんなから少しずつ理解してもらえるようになり、みんなが変わっていくところは楽しかったというか、手応えを感じたところでしょうか。

──最後にデンソーファン、Wリーグファンに向けてメッセージをお願いします。
馬瓜 今シーズンはどの会場にもみなさんが駆けつけてくださって、応援してくださったことでプレーしていても楽しかったです。ありがたい気持ちでいっぱいですし、ファイナル第2戦ではWリーグの入場者数の新記録を達成しました。選手としてあのような雰囲気の中でプレーでき、選手冥利に尽きるなと思いました。これからも1試合1試合、素晴らしい雰囲気の中でプレーできればと思いますので、ぜひ会場に足を運んでください、よろしくお願いします!