- 2025年7月25日(金)イベント
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「能登半島地震復興支援 Wリーグサマーキャンプ2025 inいしかわ」大会レポート
7月19日(土)~21日(月・祝)の3日間にわたり、「能登半島地震復興支援 Wリーグサマーキャンプ 2025 inいしかわ」をいしかわ総合スポーツセンター(石川県金沢市)にて開催いたしました。
今大会は今シーズンが W リーグ初参戦となるSMBC TOKYO SOLUAを加えたWリーグ 所属の14 チームとJSB(社会人バスケットボール連盟)よりミツウロコと滋賀銀行、そして日本女子学生選抜チームを招待し、計17チームが参加。3 日間 で22 試合を行いました。
※Wリーグ所属デンソーアイリスは日本代表活動および選手のコンディション等の理由でチーム編成が困難となり出場辞退。同様にトヨタ自動車アンテロープスは3日間のうち1日、シャンソン化粧品シャンソンVマジック、ENEOSサンフラワーズ、トヨタ紡織サンシャインラビッツ、アイシンウィングス、日立ハイテククーガーズ、三菱電機コアラーズは2日間の参加。
3面同時進行の中、最後まで勝負の行方が分からない拮抗した展開や僅差で勝負を決した試合なども多く見られ、アリーナは外の暑さに負けなような熱気に包まれました。
毎年恒例のサマーキャンプですが、初日には株式会社モルテンとWリーグとの共同企画として3x3大会、現役選手を含めたトークショー、さらにはドリームボールリレーが行われました。
3x3大会では石川県のチームを中心に北信越や関東からも参加した女子選手が小学生の部と中学生の部とに分かれて予選、そして決勝を戦いました。小学生の部と中学生の部の決勝には地元石川県出身の赤穂ひまわり選手(デンソー)、宮下希保選手(富士通レッドウェーブ)のトッププレイヤー2名に加え、昨シーズンをもって現役を引退した吉田舞衣さん(元シャンソン)が観戦。随所に見られた高レベルのプレーに拍手を送っていました。
3x3大会の表彰式を終えたあとは3名のトークショーに移り、Wリーグの伊集南理事の司会進行のもとWリーガーの小中学生時代の話や小中学生たちからの質問タイムが設けられ、トップ選手と小中学生たちとが交流を図りました。
そして最後はモルテンとWリーグとのプロジェクトとしてWリーグで使用したバスケットボールを未来のプレイヤーたちに寄贈し、末永く使用してもらう「ドリームボールリレー」が行われ、今回はWリーグの14チームが前シーズンに使用していたボールを赤穂選手らが3x3大会の参加チームに直接寄贈しました。
また、今大会では2024年1月に発生した能登半島地震の復興支援に関するチャリティーイベントも開催。大会中はグッズ販売エリア内に、わなげやサイコロのゲームのできるブースを設けた「チャリティー縁日」を実施し、この縁日ブースには3日間ともにWリーグ所属選手たちが日替わりで販売スタッフとして参加しました。なお、チャリティー縁日での売上は『令和6年能登半島地震 スポーツ支援金』として活用いたします。
ほかにも初日には各チーム1~2名の選手が参加したPlayer‘s-Meetingが行われ、「Wリーグの盛り上げ」や「SNS運用・活用」についてのディスカッションをしたり、2日目にはトレーナー部会を開き応急処置の方法を確認したりと、Wリーグの選手やスタッフが一堂に介するからこその意見交換や情報共有をする時間を持ちました。
さらには、最終日の午前には小学生、中学生、高校生の女子選手を対象とした「大樹生命GIRL'S BASKETBALL CAMP」が開催され、赤穂ひまわり選手や池田麻美さん(元トヨタ自動車アンテロープス)や先シーズンをもって引退した姉の赤穂さくらさん(元デンソー)と吉田さん、そしてデンソーの赤穂かんなマネジャーに有明葵衣理事、伊集理事らが指導。最後は赤穂選手たちも加わっての5対5など、集中した中にも笑顔があふれる2時間半となりました。
実りのある3日間となったサマーキャンプ。Wリーグ所属チームは、このサマーキャンプで得た収穫や課題をもとにシーズンの開幕に向けてよりチーム力アップを目指していきます。