- 2025年10月3日(金)特集
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2025-26開幕特集 ヘッドコーチインタビュー【SMBC TOKYO SOLUA】
いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。
毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全15チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。
SMBC TOKYO SOLUA 今野 駿ヘッドコーチ
言い訳なし。走るバスケで未来を拓く!
──まずはヘッドコーチとして、Wフューチャーに臨む気持ちをお聞かせください。
今季で就任2年目になりますが、昨年度は社会人リーグのカテゴリーで試合をしていました。Wリーグに加盟することは聞いていましたし、「やってやろう!」という気持ちが強いです。何が何でも頑張る、サイズは見劣りするかもしれませんが、だからこそできることがあると思いますので、そこはブレずにチャレンジしていきたいと思っています。
──チームづくりにおいてはどういうテーマを掲げていたんでしょうか。どういうバスケットをめざしていますか。
あまりサイズがないので、40分間走り続けるバスケットを目指します。具体的には、前からボールマンにプレッシャーをかけ続けるディフェンスで、簡単なオフェンスを許さない、できるだけタフショットに持ち込む、ターンオーバーを誘発するバスケットです。たとえ破られたとしてもディフェンスリバウンドに飛び込んだり、素早いスローインで反転速攻を仕掛けたり、数秒で点を取りに行くバスケットをめざしています。
──Wフューチャーで戦うことで、選手たちの気持ちも変化しましたか。
当初は戸惑いを感じた選手がいたかもしれません。業務をこなしながら、トップリーグでバスケットをすることへの不安というのはあったと思います。ただ、選手たちとコミュニケーションを取るうちに、「Wリーグでやってみたい!」という声が多く聞かれ、彼女たちの意志の強さを感じました。バスケに取り組む姿勢は、私自身が尊敬するほどです。日中は仕事、そこから練習に励むというのは肉体的にも負担が大きいでしょう。それでも本人が好きなバスケとなれば全力で走り続け、チームがめざすバスケットを体現してくれています。
──選手たちに強調しているところ、プレーだけなくメンタルも含めていかがですか。
まずは私自身が言い訳をしたくありませんし、選手たちにもそうあってほしいと考えています。「今日は仕事で疲れているから」というのはなしだよ、とキックオフミーティングで伝えました。あわせて、「チームで戦いたい」という思いも共有しました。誰か1人が好調でも、試合に負けてしまっては意味がありません。逆に、数字に残らないプレーによって勝利をつかむことができたら、それはまさに「チームで勝ち取ったもの」だと。私たちは「チームで戦っていく」というコンセプトを大事にしています。
──最後に、ファンへのメッセージをお願いします。
初めてのシーズンなので、厳しい局面があるかも知れません。私自身も選手たちも頑張りますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします!