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2025年10月16日(木)特集

2025-26開幕特集 ヘッドコーチインタビュー【富士通 レッドウェーブ】

いつもWリーグに温かいご声援いただきありがとうございます。

毎年恒例のヘッドコーチインタビュー。
全15チームのヘッドコーチに、現在のチーム状況やシーズンに向けての意気込みを聞きました。


富士通 レッドウェーブ 日下 光ヘッドコーチ

変わらない強さ、変化をつけて追求する力


──いよいよヘッドコーチ就任ですが、心境はいかがでしょうか。
「いよいよだな」って高まる気持ちもありますが、意外と落ち着いています。目指すところは変わりませんし、ロスターも大きな変化はありません。ただ、連覇や二冠を達成している中ですから、正直プレッシャーも……タイミングや縁があってこそのHC就任なので、今しかできない体験を楽しみつつ、やり遂げようという気持ちが強いです。

──アシスタントコーチとして戦った昨季はどんなシーズンでしたか。
昨年は、チームとして最高の結果を残すことができました。富士通の強みといえば、常にチームで戦えていること。攻守ともに誰か一人が突出しているのではなく、人とボールが本当によく動く、連動性が高いバスケットです。全員が自分の立場、自分の役割をよく理解し、チームのコンセプトを身に染みて理解しています。周りから見れば富士通は盤石だと思われがちですが、私としては、課題を感じた部分もありました。今季は、昨季のやり方をそのまま継続するのではなく、私なりのアプローチで、練習にも少し変化をつけながら取り組もうと思っています。

──そこに「プラスα」を加えていくわけですね。
はい。いま新たに取り組まなければならないのは、好不調の波を減らしていくことです。僅差のゲームではクロージングがフォーカスされがちですが、注目すべきはその前の時間帯であり、悪い流れをいかに断ち切れるかが重要になります。そこはシーズンを通して、修正していく必要があると感じています。

──主力は残留していますが、新戦力についてはいかがでしょうか。
#11前澤澪(旧姓・篠崎)が3年ぶりに復帰しました。一児の母として、以前とは異なる環境の中でのチャレンジとなりますが、本人も手応えを感じていますしチームにフィットしているので、また違ったアクセントになると楽しみにしています。それと、#10町田瑠唯と一緒にPGを務める#0山田葵は、取り組む姿勢が目に見て変わりました。メンタルが強く、特にディフェンスが良くなっているので急成長が期待できると思います。

──ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
富士通のバスケは今年も変わりませんし、みなさまに応援していただけるということは長いシーズンを戦っていくうえで大切な要素になっています。声援は常に届いています。一生懸命励んでいきますので、ぜひ会場に来て声援を送っていただければと思います。よろしくお願いいたします!