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2026年2月2日(月)特集

UNSUNG HEROINE ―この選手に注目!! Vol.3 平末明日香(アイシン #13)

チームプレーを円滑にする縁の下の力持ち的存在の選手を発掘していくコーナー“アンサング・ヒロイン”。
第3回目は、アイシン ウィングスの平末明日香選手です。

大学時代からスラッシャーとして活躍し、トヨタ紡織 サンシャインラビッツで4シーズンの経験を積んだ後、2024-25シーズンにアイシンへ移籍。そして2年目の今シーズンはシューティングガードだけでなく、ポイントガードにも挑戦中。そんな平末選手に直撃してみました。

平末 明日香 Asuka HIRASUE

アイシン ウィングス #13 / SG / 三重県出身 / 1998年3月5日生 / 164㎝



今シーズンは選手としての幅が広がってきた

2019年のインカレで優勝を遂げた東京医療保健大学の得点源の一人となってコートで輝いていた平末選手は、インカレ後の2020年1月にアーリーエントリーでトヨタ紡織に加入。2020-21シーズンは新人王、2021-22シーズンはベスト6thマン賞を獲得し、2024-25シーズンにアイシンに移籍しました。

得意なプレーは持ち前のスピードを生かしたドライブとジャンプシュート、さらにはルーズボールに飛び込み、マイボールにする献身的なプレーも魅力の一つです。またアシストパスで味方のシュートチャンスを引き出すのもうまい。移籍2年目の今シーズンは「バスケIQの高さ」(BTテーブス ヘッドコーチ)を見込まれて、時にはPGの役目も担っています。

その一方で、渡嘉敷来夢選手からは「プレー的にも彼女のスピードについていける人は本当に数少ない。PGとして周りを見られるようになってきて選手としての幅も広がってきたと思うけれど、スピードやドライブなどの良さもあるので…」という声も聞かれました。

――今シーズンはPGのポジションも担っていますね。
PGはWリーグ入りした最初の頃は挑戦していましたけど、何年かやっていくうちに自分の良さはSGの方が生きるということで、SGで使ってもらうことの方が多くなりました。PGは学生時代もやることはあったのですが、フリーランスのバスケットで司令塔という感じではなかったから、今シーズンに入ってからはフォーメーションや、ゲームメイクのところを挑戦してやっている感じです。

私自身は(ケガのために)開幕1か月前くらいに復帰して、その時にコーチ陣からゲームメイクもしてほしいと言われ、コーチと一緒にビデオを見てアドバイスをしていただいたりしています。ですから、今はPGにも挑戦しています。



――実際に難しいところはどこですか?
ゲームの組み立てなど、周りの選手のことも気にしながらやらなければいけないのはとても難しいです。でもそれができるようになったらすごく成長できるという手応えもあるし、何試合か良かったところもあるので、そういうところを探り探りやっていきながらチームに貢献できたらいいなと思っています。

――具体的に手応えをつかんだ試合はありましたか?
デンソー戦の2戦目〈11月23日(日)、57-53で勝利〉にちょっとつかんだ気がしました。でも、試合ごとに相手もアジャストしてきますからね。そういうのにいち早く気づくのがPGだと思うので、そういうところはまだまだだと思います。

――“つかんだ”というのはどういう意味でつかんだのですか?
今までPGといわれたら、アシストやゲームメイクというふうにシフトしがちだったのですが、私の一番の強みは得点に絡めるところですから、その試合では得点にも絡みつつゲームメイクもというふうにできて、これが求められていることなのだと分かったので、積極的にシュートを狙うようにしていました。

――ところで、これまでプレーヤーとしてのターニングポイントを感じた時はありましたか?
それはトヨタ紡織での4年目、ルーカス・モンデーロ ヘッドコーチと大勢の上手な若手選手が入ってきた時ですね。(年齢的に)中間ぐらいのポジションだったからすごく葛藤もありましたし、プレータイムもなかなか伸びなくて悩んでいた時が分岐点だったと思います。

――その後アイシンに移籍してきて、今のチームの中でご自身の役割をどのように考えていますか?例えば渡嘉敷選手や岡本彩也花選手ら点を取ってくれる人がいますよね。
タクさん(渡嘉敷来夢選手)、レアさん(岡本彩也花選手)はすごく頼りになるし、やっぱり私も助けになりたいという気持ちもあります。でも今のチームの中で私も年齢的に上の方ですし、下の子たちの頑張りも分かっているからこそ自分が試合に出た時には責任を持ってやらなければいけないと思います。ですから、自分のそういう姿を見て若手の選手たちがもっと頑張ろうと思ってくれたらいいなと思うし、やっぱり上の人たちを助けつつ、下の子たちの底上げも考えながらやらなければいけない中堅のポジションだと思っています。

――例えば、苦しい試合の中でどのようにして悪い流れを変えるために、自分はこういうプレーで力になりたいと思っていますか?
ゴールに向かってのアタックは常に狙っていますが、相手もそこを一番やられたくないと思うので、課題としている外のシュート決定率を上げてもっと得点に絡んでいきたいです。



――チームの中で貢献できるところは得点の部分と、あとは何ですか?
ディフェンスです!どこのチームもピック&ロールが多いし、PGのポジションには上手な選手がたくさんいるので、ディフェンスでどれだけ苦しめられるかだと思います。私はそのための足は動く方だと思っていますし、体を張ってそういうところでも頑張っていきたいです。

――平末選手はチームの盛り上げ役もやっていますね。
それも頑張っています。コート内でもコート外でも盛り上げて声を出すようにどちらもやっています。ですから、『ムードメーカー頑張ります』って感じです(笑)



平末選手の所属する『アイシン ウィングス』の試合スケジュールはこちら
https://www.wjbl.org/team/schedule_result_html/?bid=10

試合配信はバスケットLIVEで!
https://basketball.mb.softbank.jp/features/3129