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2026年3月26日(木)特集

UNSUNG HEROINE ―この選手に注目!! Vol.9 岡本 美優(トヨタ自動車 #11)

チームプレーを円滑にする縁の下の力持ち的存在の選手を発掘していくコーナー“アンサング・ヒロイン”。
第9回目は、2021-22シーズン以来のリーグ制覇を狙っているトヨタ自動車 アンテロープスの岡本美優選手です。

岡本選手はここ数年ディフェンスにも意識的に取り組み、オフェンスではドライブや3Pシュートなど広いエリアから得点し、レギュラーシーズンではトヨタ自動車のプレーオフ進出1位獲得に貢献してきました。そこで、数字には残らない陰でのプレーが光る岡本選手にインタビューしました。

岡本 美優 Miyuu OKAMOTO

トヨタ自動車 アンテロープス #11 / PF / 北海道出身 / 2001年4月23日生 / 179㎝



3Pシュートが武器ですが、当たりの強さでも負けません!

東月寒中学校2年生の時に全中(全国中学校大会)でベスト8入りし、さらなる成長を求めて桜花学園高校、東京医療保健大学へと歩を進めた岡本選手。その後、「常に勝利」を期待される名門校でもまれ、アーリーエントリーを経て2023-24シーズンよりトヨタ自動車 アンテロープスに入団しました。また、FIUSワールドユニバ-シティゲームズ日本代表の主軸を担うなど、多くの経験を積んできたその過程で、ゴール下のプレーだけでなく、現在では3Pシュートを武器とするオールラウンドプレーヤーへと進化を遂げています。

「チームが苦しい時に決めてくれる選手」と高校の先輩・#23山本麻衣キャプテンが話す通り、チームを支える心強い選手の一人です。高校時代の同級生・#14平下愛佳選手とともにプレーオフに挑む岡本選手に熱視線を送りましょう。

――岡本選手はチームではどのような意識でバスケットボールをしているのですか?
トヨタ自動車は点の取れる選手が多く、#23山本麻衣選手、#15安間志織選手というベテランガードをはじめ、#14平下愛佳選手、#13オコンクウォ スーザン アマカ選手ら、ベンチメンバーを含めて誰が出ても点が取れるので、私の役割としては点を取れる選手に対していいスクリーンをかけて、得点につなげることが役目だと思っています。

いいスクリーンをかけることによって自分にもパスが回ってくるので、スクリーンをかける時の角度などちょっとしたことを意識するようにしています。例えば、相手のディフェンスを見てどのような角度でスクリーンをかければいいのか、試合中にどうアジャストすればいいのかなど、ガードの選手とコミュニケーションを取ったりしてやるようにしています。



――これまでいろいろなコーチに巡り会って選手として成長してきたと思います。その過程でターニングポイントなどはありましたか?
私は、ミニバス、中学校、高校、大学、そして今、トップレベルのコーチ陣に教えてもらってきました。指導していただいたコーチ全員の名前をあげたいくらいなのですが、特に桜花学園の井上眞一先生には基礎を徹底的に教えていただきました。実は高校生になるまで私は対戦相手との接触プレーが本当に嫌いだったんです。でも、そういうところを井上先生から厳しく指導していただいているうちに、むしろ体を張るプレーが自分の仕事なのだと思えるようになりました。井上先生の指導のお陰です。

それから、大学では恩塚亨監督に2年間教えていただいて、マインドセットの部分で指導していただきました。私はそれまでどちらかというとネガティブ思考の方だったのですが、今は真逆のポジティブに何でも考えられるようになって、“なりたい自分”を想像することもできるようになりました。マインドセットを恩塚さんに教えていただいて本当によかったと思います。

――岡本選手の“なりたい自分”とはどういうものですか?
高校生の頃の私は3Pシュートを打たない選手でしたが、逆に今では3Pシュートが一番得意で武器として持っています。こういう選手って中高生にはすごくいっぱいいると思うので、(身長が高いからといって)センタープレーばかりやっているのではなく、オールラウンドに何でもできるようになることが必要だというのをすごく伝えていきたいです。

そう思うきっかけになったのは、宮澤夕貴選手(富士通#52)のプレーを見るようになってからですね。宮澤選手は元々3Pシュートを打っていなかったというのは聞いていたのですが、その宮澤選手の3Pシュートが(Wリーグで)よく入っていて、大学時代にその宮澤選手に憧れて「私もそういう選手になっていきたい」と思ったんです。今の私はたくさん3Pシュートを打っているから、中高生の皆さんは「高校生の時から3Pシュートを打っていたのだ」と思われるかもしれませんが、元々私は3Pシュートを打っていたわけではありません。ですから、そういった経験を伝えることで「自分もなれるのかな」と思ってくれる中高生が増えたら嬉しいなと……。私の“なりたい自分”というのは、宮澤選手と赤穂ひまわり選手(デンソー#88)のミックスじゃないですけど、そういう感じのプレーができる選手になりたいと思っています。



――対戦相手との体のぶつかり合いも嫌がらず、その上、外からの3Pシュートも得意な選手、それが岡本選手ですね。
オフェンスでは3Pシュートが得意ですけど、外国籍選手が4番ポジションに入るチームもあるので、そういう選手に対して体を張っても負けないというのも私の強みだと思いますし、体の強さは親に本当に感謝ですね。

――では最後に今後の目標、レギュラーシーズン1位で走ってきたトヨタ自動車としての目標をお願いします。
今年のトヨタ自動車の強みはチーム力です。もちろん目標は優勝ですが、「優勝に向かって突き進むぞ」というよりは、目の前の一つひとつを大事に踏みしめていくというみんなの思いが、今年のチームの強さになっているのだと思います。


岡本選手のトヨタ自動車 アンテロープス も出場する『京王電鉄 Presents Wリーグプレーオフ 2025-2026』情報はこちら
https://www.wjbl.org/playoff/25-26/

レギュラーシーズンの見逃し配信はバスケットLIVEで!
https://basketball.mb.softbank.jp/features/3129