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2026年5月12日(火)特集

【インタビュー】Wリーグ2025-26表彰者 井上 桃子(山梨クィーンビーズ)

いつもWリーグに温かいご声援をいただき誠にありがとうございます。

今年もWリーグ公式サイト恒例企画として、表彰者のインタビューを掲載いたします。
表彰された選手に、2025-26シーズンを振り返ってもらいました。



Wフューチャー
レギュラーシーズン ベスト5〈シューティングガード〉 初
井上 桃子(山梨クィーンビーズ#23)


──シーズンを振り返って、手応えはいかがでしたか?
井上
まさか、ベスト5を受賞するとは思っていませんでした。点を取りにいくよう指示されていながら、あまり数字を伸ばせなくて……ただ、ディフェンスやリバウンド、ルーズボールといった球際で頑張れるのが強みですから、そこでチームを鼓舞しよう、引っ張って行こうという気持ちは強かったです。スタッツは気にせず、自分がやるべきことを全うする。自分ができることを最大限やろうと心がけた結果が受賞につながったとすれば、報われた気持ちになります。

──キャプテンとして、どういうところに気を配っていたのでしょうか?
井上
ロスターが入れ替わり、また新たなスタートだったので、まずはコミュニケーション。自分たちが今までやってきた良い部分は継承しつつ、新しいメンバーがエナジーをもたらしてくれました。結束力が増していったと、肌で感じることができました。山梨QBは誰もが発言しやすい環境なので、キャプテンといっても気負うことはありません。みんなが、チームを良くしていこうと声を出し続けてくれます。チーム全体でそういう雰囲気をつくり出せたと思っています。

──「優勝して自動昇格」が目標だったと思いますが入替戦へ。心境としてはいかがでしたか?
井上
まずは悔しさが一番。日立ハイテクに1勝もできなかった悔しさでいっぱいです。それでも、最後の最後まで、長くみんなとバスケットができたのは嬉しかったですし、昇格のチャンスもあったので、一緒に戦ってきたWフューチャーの仲間たちの分も頑張ろうと。注目度ではWプレミアにかないませんが、Wフューチャーにも良い選手がいると伝えたい、そう思ってプレーしました。少しでもアピールできたんじゃないかなと思っています。

──1勝1敗に持ち込み、GAME3も粘りました。
井上
特にGAME1はあのような展開になるとは思ってもいませんでした。2戦目以降、アイシンもアジャストしてくると思っていたので、そこは心づもりをして試合に臨んだんですけど……チームとして持っているものは出せたんじゃないかと、みんなが感じられたので、積み重ねてきたものは本物だったなと思いました。今季は誰が出ても強度が落ちない。良い意味でスターターとセカンドユニットの差がなかったと思います。練習中から切磋琢磨し、高め合う意識は高かったと思います。
 
──新たなステージへ進まれます。今後のチャレンジについて聞かせてください。
井上
個人的には3月の入替戦で引退し、4月から母校(関西学院大)のコーチに就く予定です。最後のシーズンでベスト5、報われたなって(笑)……これまで大事にしてきたのは気持ちの面です。勝ちたい、上手くなりたい、そして感謝の気持ちも大事にしたいと思います。言葉で伝わる部分と、そうではないところもありますから、まずは行動で示すことも。そういうところまで気配り、目配りできる指導者を目指します。

──では最後に、「感謝」も込めてファンへのメッセージをお願いします。
井上
本当に言葉では伝えきれないほど感謝しています。一緒に喜んだり、一緒に涙したり、常に寄り添ってくださったみなさんのおかげで、クィーンビーズのバスケットを体現できたのは間違いありません。これからも応援、よろしくお願いいたします。